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【手強い相手もこれでOK】事実をもとに話す

今回は、ちょっと手強いなと感じる子や少し理屈っぽい子、上級生等に声を掛ける時に有効な声のかけ方について書いていきたいと思います。

今回紹介する方法は、

事実をもとにして声をかける

ということです。

事実をもとにとはどういうことか。

その名の通り、出来事や行動等の実際にあったことや見て取れることをベースに指導をするということです。

気持ちや考え、思いではなく、事実をもとに話すのがポイントです。

ですが、気持ち等を全く話さないわけではありません。

気持ちなどもアイメッセージを使って伝えていきます。

一番大切なポイントは、根拠は事実であるということです。

言葉で説明すると混乱しそうなので、簡単な具体例で紹介していきたいと思います。

例えば掃除の場面です。

「そうじ頑張っているねぇ」や、「ぞうきんがけがんばっていてえらいねぇ」
といった声かけをすると、人によっては、
「別に頑張っていない」とか「えらくないし、当たり前だし」
といった気持ちになる人がいるのではないかと思います。

ですので、そこでは、
事実
「ぞうきんがけをすみずみまでやっていたね。」
アイメッセージ
「私は、教室がきれいになって嬉しいと思うよ。」
といったように声をかけると良いのではないかと思います。

事実を述べてから、アイメッセージを伝えれば、ちょっと手強い、理屈っぽい子も素直にこちらの声掛けを受け入れてくれると思います。

事実をもとに話す

相手の気持ちを代弁するのではなく、事実とこちらの心情を語りかけてあげるだけですので、余計な角を立てずに、相手の行動を認め、その行動で周りの人が少なくとも一人は嬉しい気持ちになっているということを伝えることができます。

この声掛けは、別の場面でも有効です。

その際は、
「事実」+「アイメッセージ」
で伝えてみてください。

より具体的には、
「~を~したんだね。」や「~をしていたね。」 + 「自分の気持ち」
といった具合です。

委員会活動やクラブ活動では、日頃よりたくさんの子と接することになりますので、声掛けのバリエーションの一つとして、こういった手法をもっておくことはとても有用です。

気軽にできると思いますので、ぜひ、試してみてください。

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