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あえて、声掛けの内容に曖昧さを残す

今日は、子どもたちの成長を促すためにできるちょっとした工夫について書いていきたいと思います。

今回紹介するのは、子どもたちへの声掛けについてです。

声掛けは基本的に、短く、内容を明確にするのがよいと個人的に思っています。

その方が、子どもたちにも内容が良く伝わりますし、子どもの動きも良くなると思います。

ですが、今回紹介するのはあえてその基本的なことを外してみるこということです。

どのように外すかというと…

子どもへの声掛けに曖昧さをあえて含ませるようにします。

曖昧さを含ませることで、子どもに考える余地を作り、考えて行動する練習をしてもらいたいと私は考えています。

普段の生活からねらいをもって声をかけることはとても有効で、特にこのような曖昧さを含むようなものは子どもの考える力を育むのに効果的です。

指示を明確にしたことを続けすぎると、子どもは先生の指示を正確に守り、実行することばかりに終始してしまうようになります。

なぜなら、その指示を守っていれば、困ることもあまり考えることもないからです。

しかし、指示の中に曖昧さを残すことで、指示を守るだけでなく、考えることをする必要が出てきます。

ですから、普段の生活からバランスよく、様々なパターンの声を掛けることが大切だと思います。

例えば、「~は~のようにやってみてください」と指示した方が、内容がはっきりして分かり易いですが、あえて「~をやってみてください」とだけ話した方が、余白のある曖昧な指示になります。

曖昧さは、余白のようなイメージです。

身近なもので例え、車のハンドルのあそびのようなものです。

普段の声かけにあえて、狙って余白のような曖昧さを残せるように、意識してみると声掛けのバリエーションが増えて指導の幅も広がるのではないかと思います。

ぜひお試しください。

今回もお読みいただきありがとうございました。


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