すぐできる笑いのある授業
今回は、授業をしていて思ったことを書きたいと思います。
授業をしていてあれも伝えたい、これも伝えたいとよくなってしまうことがあるのですが、少し肩を抜いて、子どもの反応やちょっとしたアクシデントに時間を割いて進めていくのもすごくいいなと最近感じています。
子どもたちの素朴な疑問や反応をおざなりにして、こちらの伝えたいことをあれこれと話すよりも少しのきっかけを教師が作り、そこから話を膨らませていく方が子どもたちも楽しんでいるように見えるのです。
そうした展開の中の方が、子どもたちの自然な笑顔がみれることが多いように感じています。
知的な楽しさややり遂げた達成感の笑顔も私は好きなので、そのバランスもまた、大切だなと同時に感じています。
今はバリバリ頑張るぞという時と、みんなでゆったりと対話するという時、どちらも大切な気がするのです。
自然な笑いやツッコミが授業の中に点在していると不思議とすごく時間が早く感じるようで、「子どもからあれ?もう終わっちゃうの?」とか「もっとみんなでやりたい」という声が聞こえると、あたたかい気持ちになります。
日々の多忙感から笑いのある授業をやる暇と余裕なんてないという人もいるかもしれませんので、気軽にできるなぁと思う方法を一つ書いておきます。
それは、
先生が少しとぼけてみる
という方法です。
なんでもよいのですが、わざと間違えたり、違うことを言ったりして、さも気付いていないかのように進めていくと子どもたちからツッコミや笑いが漏れてきます。
授業で、深めたい所やみんなで確認したい所でやるのがとても効果的です。
もしも、ツッコミがなかったら、普段の関係が希薄すぎるか、子どもたちが内容を分かっていない、聞いていないかが大きな原因だと思います。
その場合は、ちょっと違うアプローチが必要です。
話はそれましたが、ちょっととぼけてみると結構あたたかい雰囲気になります。
子どもたちは、「わざと?」みたいな空気になるのですが、そこはスルーして、とぼけをきっかけに内容をしっかり確認していきます。
そして、もう一度確認がてら、とぼけると「これはわざとだな」となるので、またツッコミがくると思います。
子どもたちの反応に合わせて、ちょっとお茶目にふるまうと笑顔がこぼれてくるのではないかと思います。
ただ、とぼけるのではなく、大事な内容や確認したい所にポイントを絞ってやることで、学習の内容にも関連付けられるので、あたたかい雰囲気にもなり、一石二鳥です。
ツッコミを入れてくれた子どもに言葉を返すときに、「どうして?」と理由を問うと、考えの根拠も引き出すことができるので、合わせて行うのがオススメです。
ほんの少しの工夫で、笑いのある授業がきっとできるのではないかと思います。
肩の力を抜いて、ゆったりと子どもたちの様子をよくみながら、笑いのある授業をしてみてください。【ふざけるのではなく、内容に関連させて…】
きっと子どもたちの様子も少し変わったものになるのではないかと思います。
ついつい、ちゃきちゃきと進めがちだなとか、最近ちょっと元気がないなという印象を受けていましたら、ぜひ、お試しください。
ちょっとは、役に立つと思います。
笑いのある授業、私はとても素敵だなと思います。
全国の学校のクラスで、そうしたあたたかい時間が流れることを願っています。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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