宿題をなぜやらせるのか?①
学校では、もはや定番といっていいほど定着している宿題ですが、そもそもなぜ宿題をやらせるのでしょうか?
はっきりとしたねらい、意図をもってやるべきだと私は思います。
休校中でも、そうでない期間でもそれは等しく大切なことなのではないかと私は考えています。
結構なんとなく課題を出したり、課題を一生懸命考えるけど、それをなぜ出すのかはあまり考えていなかったりするかなと思ったので、改めて考えてみようと思いました。
よく聞く考えと合わせて、自分なりの考えを書いていきたいと思います。
今回は、「学習習慣を身に付けるため?」について
「家庭での学習の習慣を・・・・」という話は、結構よく聞きます。
よく聞く回答ナンバー1といっても良いくらいです。
ただ宿題を出すことは、学習の習慣を身に付けることにつながるのか私は少し疑問に思います。
それで身に付く習慣は、学習の習慣ではなくて、
「家庭で宿題をする習慣」
なのではないかなと思います。
足掛かりとして、まずは宿題をしてみるのは個人的には悪くないと思います。
もしも宿題を足掛かりとするなら、
家庭で宿題をする習慣から自ら学習する習慣のためへのステップアップのための工夫が必要
なのではないかなと考えています。
具体的には、学校の授業で自主的にやったことを取り上げてみたり、学級の時間に、継続して何かを行って成長することのすばらしさを伝えたりすることで「宿題をやる→自分を高めるための行為」に意識を変えていくということです。
学年や実態に応じた工夫は必要ですが、習慣をつけたいならば、毎日同じことをやらせて、賞賛するだけではなく、学習の習慣化をしていくという教師側の意識や工夫が不可欠なはずです。
ですから、宿題のねらいを「学習の習慣をつけるため」と考えるならば、それに応じた工夫や手だてをうたないと子どもたちはただ「宿題をやる習慣」をつけさせられているだけになってしまうのではないでしょうか。
そして、「宿題をやる習慣」はある年齢を期に宿題がなくなるとあまり意味をなさない習慣となってしまいます。
どうせ同じ時間を費やさせるならば、よいよい習慣化のために子どもたちの時間を使わせてあげるようにしていきたいなと思っています。
宿題をなぜやらせるのか?②に続く。
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