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子どもに伝えたいシェアの気持ち

とても崇高な目的のためのシェアというより、日常を心豊かに生活していく上でのシェアといったライトな気持ちでお読みいただければと思います。

日常の中で気を付けられることの中で、伝えたい気持ちは大きく2つ

1つ目、もののシェアについて

よく子どもたちは、「独占したい、自分が使いたい、自分がやりたい」という気持ちが先行して、ものの奪い合いをしますが、ものを一緒に使う等、共に~する、共有して必要な時、もしくは順番に使う時に、シェアすることのよさを感じてほしいと思います。

もしも、ものが一つしかないとしても、取り合いで喧嘩をするのではなく、順番に仲良くやった方が互いの益になります。

シェアする気持ちを互いに持ち合えば、とても良い気持ちでものを使うことができます。

また、仲間内で何かをシェアすることができたなら、自分とは違う趣味や趣向を知ったり、興味が広がるものに触れたりすることができます。

「自分のものは自分で」という風潮もありますが、私は、身近で気軽にシェアできるものは積極的にシェアしていくのが良いのではないかと思っています。

今、色んな物が買えて、すぐに手に入る時代だからこそ、おろそかになりがちなシェアすることのよさや考えを学校の生活の中で伝えていきたいと思います。

具体的な指導の場面としては、いくつかの道具を共有して使う時や何かの取り合いのようなシーンで、時を見て、子どもたちにシェアの考えに気付かせたり、必要に応じてこちらから提示したりするといった具合になると思います。

余談ですが、上手くシェアすると持ち物も減っていいですよね。

2つ目、気持ちのシェアについて

気持ちを共有するというのは日本語的におかしいかもしれませんが、相手の気持ちになって考えたり、思いを共有して何かを為す経験を子どもたちにしてもらいたいと私は考えています。

意外と日常で生活していると、いつのまにか考えることややることが、自分本位ばかりになりがちです。

自分を大事にするのは大切なことなので、それは良いと思います。

しかし、場面や活動に応じて、そこに他者の目線をエッセンスとして加える力もまた、とても大切なことなのではないかと近頃思います。

ですから、子どもたちには、普段から周りを考え続けなさいということではなくて、何かをする時に、自分や時間にゆとりがあったら、他の人の気持ちも考えてみようといったぐらいの意識をしてもらえればと思っています。

また、子どもたちには、共通理解を図る話合いや活動を積極的に取り入れて、気持ちの共有のよさ(気持ちを共有する一体感や相互に認め合うことの喜びなど)を感じる経験をさせていきたいと思っています。


子どもたちにシェアの気持ちを伝えるためには、私たち自身もそのよさや大切さを肌身で感じ、また可能な範囲で実践していくことが必要だと思います。自分自身、特に自分勝手になりがちですので、人と気持ちをシェアするということを大切にしながらこれからも精進していきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。


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