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心に残るnote作品集

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エッセイや日記、写真、漫画など、出会えてよかった、素敵なnoteを集めてみました。さまざまなジャンルのクリエイターの皆さんに感謝をこめて。マガジンをつくる前に読んだ素敵な作品もた…
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#ひとりごと

大切な人との永別を実感させてくれたのは距離だった

今年の夏、おばあちゃんが亡くなった。 血の繋がらない父方の祖母。昨年のちょうど今頃書いた「ハイカラおばあちゃんと紅茶」というエッセイに出てくる。 本当にハイカラさんだった。損得考えず思ったことをズバズバ言う性格には時々困らされたけど。 夫と娘に先立たれ、少しずつ弱っていったおばあちゃんは、父母が同居する自宅と病院と介護老人保健施設を行ったり来たりしていた。一人で歩けなくなってからは施設で過ごすことも多かった。 * 「お知らせしときます。おばあちゃん、いま病院です。今

誰かが何か新しいことにチャレンジするとき、摩擦や抵抗する存在にはなりたくないな・・・と思った話

先日、新築の家がモデルハウスとして一般に公開されていたので、夫と見に行ってきました。 私たちは「平屋建ての家」に憧れていて、いつかそういう家を建ててみたいと夫と夢見ていたのですが、今回、見学させてもらったのは、まさに平屋の家。 こじんまりとした小さな家でしたが、木材がふんだんに使われていて、新築の家特有の「木の香り」が広がり、とても清々しい素敵な家でした。 狭い敷地内に必要な機能がコンパクトに収められていて、しかもバリアフリー設計。防犯や結露対策もしっかりしていて、とて

もっとシンプルに自由に生きて良いんだよ

他人の気持ちや、自分の立ち位置、周囲の空気を考えて、 「こうするべきだ」「こうした方がいい」と判断して決める生き方。 昔はそれで良かったけど、これからは、この方法だと潰れてしまう。 だから、これからはそうじゃなくて、 「私はこうしたい」「私はこっちをやりたい」 ・・・で決めていけば良い。 他人軸じゃなくて、自分軸で…。 主語を「私」にして、 「私はどうしたいのか?」 「私はどっちに心惹かれるのか?」 ・・・で決めていくことだと思う。 もっとシンプルに、も

最適解を求め急がない

「あなたの弱点はね、まず自分に都合のいいような答えを先に見つけて、それに引っ張られるところかな」 ほんの少しだけ躊躇いの色を見せながらも、先生は私の目をまっすぐ見てそう言った。自宅から車で20分程度の閑静な街。その一画にあるおうちで私は英会話の個人レッスンを受けている。 終わりのない英語学習。これまで現地の語学学校に通ったり、アメリカ人のチューターに英語を教わったりしてきた。今さら日本人の先生に指導を受けようと思ったのは、英語を習得した先に「翻訳」というスキルを身につけた

全力でバットを振ろうと決めた日

LINE MUSIC×noteの #いまから推しのアーティスト語らせて 投稿コンテストで「等身大を越えてゆけ」という作品が準グランプリをいただきました。温かいお言葉をくださった皆様、ありがとうございました。 今日、これから書くのは裏話です。 無粋だなぁとは思いつつも、自分にとっても大きな出来事であり、また「読みたい」と言ってくれる人もいたので書くことにしました。 締め切り2週間前までスルー予定だった同コンテスト。応募のきっかけとなったのは昨年の秋に開催された「教養のエチ