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スケートボードと夏

夢中になった 夏の思い出は スケートボード

気が付くと、夏ももう終わりだ。夜になると秋の虫が涼しげに鳴いている。

この夏、わたしは何をしていたのだろう。仕事以外で家を出ることがほとんどなかった2回目の夏。自分が何をしていたのかわからないくらい、ぼんやりした、そんな夏だった。

そんな中で、とにかく夢中になったのが、スケートボードを鑑賞することだった。「観戦」ではなく、「鑑賞」。わたしにとってスケートボードは「鑑賞」するという言葉がしっくりくる。

オリンピックで、スケートボードが競技になると知ってから楽しみにしていた。今まで、スケートボードの上に乗った経験があるわけなく、見たこともなかった。それでも、きっと自分は好きだろうなと何となく思っていたら、すっかり魅了されてしまった。

ストリートとパーク、男子と女子、予選と決勝、全て鑑賞した。全て録画も残している。試合から1か月がたった今でも、録画を見て、心を弾ませている。軽い表現になってしまうけれど、とにかくかっこいいし、ほんっっっと選手のみなさん楽しそうだし、スケートボードが心から大好きなんだなっていうのが伝わってくるし、本来ならライバルである選手同士がお互いを応援しあって一緒に喜びあっているし。その光景にあたたかくてとても穏やかな気持ちになり、心がにこにこするのだった。何回見ても、飽きることなんてない。

Instagramで、気になった選手の方をどんどんフォローしたため、Instagramを開くとスケートボードの動画をどんどん鑑賞することができる。幸せだ。そして、惚れ惚れ。

真夏の太陽の光が眩しすぎた、オリンピックの会場。多分きっと太陽の眩しさに目を細めていた選手の姿を思い出すとき。

わたしの夏の思い出は、夢中で見た、真夏のスケートボードなんだと気が付いた。
 

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