【暮らすような旅】 パリ6区 「Saint-Germain-des-Prés サン・ジェルマン・デ・プレ」
私にとって人生初の海外旅行先は「フランスのパリ」でした。
10代の頃から雑誌フィガロのパリ特集やオードリー・ヘップバーンの映画を見ては、パリの『アパルトモンの屋根裏部屋』に憧れていて、社会人となって初めて頂いたボーナスでパリ3泊5日の旅へ出たのが人生初の海外旅行。
当時はまだ携帯電話どころかインターネットも普及する前でしたので、同僚達には「初の海外が英語圏じゃないなんて無謀じゃない? 大丈夫?」なんて心配されたりもしましたが、当時の私は英語も大して出来るわけではなかったので、そんなことはお構いなし!
『ずっと憧れていたパリに行く』ことが自然な選択だったのです。
そしてまた「海外一人旅」デビューの地もパリでした。
テーマは『パリで暮らすように旅をする』
そして、滞在先に選んだのはカルチェラタンやサン・ジェルマンのあるパリ6区。この時もずっと憧れていた地区を迷わずに選び、以来パリに滞在する時はだいたい6区に滞在しています。
パリ右岸の華やかなエリアとは違った昔ながらのパリを感じられるこのエリアがとても居心地良くて落ち着きます。
サン・ジェルマン・デ・プレ教会から徒歩3分位にあるプティホテルに滞在。
2013年7月
滞在中は、近くのカフェでのんびり人々の生活振りを観察したり…。
にわかパリ生活の気分に浸って過ごします。
また、特にこの界隈が気に入っているのは庶民的なグルメを楽しめること。
Odeon オデオン駅近くには、食料品店や屋内マルシェが集まっていて市民の食生活も垣間見れます。
いつも人気で行列のブラッスリー 『le comptoir du relais / ル・コントワ・ドゥ・ルレ』でランチ。(2013年当時)
シェフであるYves Camdeborde イヴ・カンドボルド氏は、一流ホテル「Ritz リッツ」や「l'Hôtel de Crillon ホテル・クリヨン」などで修業を積んだパリのビストロブームの仕掛け人と言われています。
ビストロの定番「豚肉の田舎風パテ」は食べたいだけ取るというスタイル!
美味しくて止まらないけど、メイン料理やデザートのことを考えてほどほどにしておかねば、、、
メニューは伝統的なフランス料理が中心なので、豚肉やジビエ、モツ類を使う料理が多く、この時は煮込んだ鳩肉をベーコンで巻いたお料理をいただきました。
デザートにはラベンダーのクレームブリュレ。斬新で癒される味わい♡
オルセー美術館は、比較的空いている午後に時間を気にせずじっくり堪能。
パリっ子の憩いの場「チュイルリー公園」の噴水周りは日光浴が大人気。
空の下で家族や友人とただただお喋りする時間を大切に過ごすのがフランス人の素敵なところ。
満開のラベンダー。
そよ風が運ぶ香りに包まれて癒されます。
いちいち絵になる街ですから芸術的才能が芽生えないわけがありませんね。
午後9時近く… ようやく夕暮れ
なんだかんだで絶対的な存在感を持つエッフェル塔は、いつ見ても惚れ惚れします。
今回の記事は2013年7月の滞在記のため、レストランの状況などは最新のものではありませんことご了承ください。
とはいえ、パリの美しさは今も変わらないことでしょう。
セーヌ右岸のシャンゼリゼ通りやオペラ座界隈の優雅な街並みはもちろん素敵ですが、左岸のしっとりとした雰囲気は暮らすように過ごす旅にはおすすめのエリアです。
ただただ気ままに街を歩いて、気になるカフェやレストランに入ってみる。
公園や美術館でゆったりと過ごす。
そんな宝物探しのような旅でした。
Tabi Mari ♡
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