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会えるうちに会いにいく

あなたにはこんな友だちいませんか?

「あけましておめでとう!ご無沙汰です。元気にしてますか?今年こそは飲みましょう!」

そんな年賀状のやりとりをしているけれど、もうずいぶん会っていない友。

私にはいます。
大学時代の4年間、大阪で多くの時間を共に過ごした友。
確か、誰かの結婚式で会ってから、もうかれこれ30年以上も会っていない友。

上記のような年賀状のやりとりも10年以上は続いていたと思います。

先週、その友たちに会いに大阪に行ってきました。
ただ飲むだけのために。

30年ぶりに会った旧友たちは、確かにおじさんにはなっていたけれども、学生時代の面影残る、変わらぬ笑顔で迎えてくれました。

大学のキャンパスを歩き、私たちが同じ時間をすごした道、階段、手すり、部室のある校舎、などを歩きまわり、夜は当時通っていた安酒場ではなく、ちょっと大人の料理屋で盃を酌み交わしました。

楽しかった。
ただただ楽しかった。
他愛のない話ばかりだったけれど、あっという間の5時間半でした。
「大阪まで来てよかった」こころからそう思いました。

「大阪で旧友と飲もう」と思い立って行動した理由は2つありました。

ひとつは年齢。
元気で動くことができ、美味しくお酒を飲める、そんな健康でいられる時間があとどれだけあるだろうか、と考える歳になったということ。
そしてもうひとつはコロナの経験です。
あたりまえのことがあたりまえにできなくなった。
これまで「いつでもできる、まぁまた次の機会もあるだろう」とやりすごしていたことが簡単にできなくなった。
「んん!」と思った時、行動を起こしておかなければ次はないかもしれない。後悔するかもしれない。

そんな思いがあり、友に会いにわざわざ大阪まで行ってきました。

「人生は思い出でできている」といいます。
こんなひとつひとつの思い出が自分の人生をつくっていきます。

生を終える時「あ~いい人生だった」と思える。
そのためには思い立ったら行動する。

私もあと何年生きられるかわかりませんが、そうやって日々生きていこうと思います。

大学のキャンパスは、変わっていたところもあり、当時のままで残っていたところもありました。
それを同級生と歩けたことは、とてもしあわせな時間でした。
あの頃流行っていた思い出の曲が浮かんできたりしました。

ただ、同時に少しの淋しさも感じました。
あの頃と同じままで残っている懐かしいキャンパスに、今「僕たちの居場所はない」ということを感じるからです。

どういうことかというと、当時のまま残っているキャンパスは懐かしいけれども、例えば、その町に再び住み始めたとしても、あの頃自分たちが過ごした時間(空間)はもうそこには無いのです。
建物や風景はその当時のままだとしても、そこで生きている人たち、空間は今の人たちのものだと。
もうあの頃には戻れないのです。

思い出を懐かしむことは心身ともにいいことで、意味があることだけれども、人は「今を生きている」ということを改めて感じた2日間でもありました。
                           2023年2月23日

>>このnote投稿の概要は最初の記事「はじめまして」をご覧ください。

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