「竜峡小梅の砂糖漬け」商品化プロジェクト始動!~体験イベントレポート~
2023年5月27~28日の2日間、首都圏在住の若者を中心とする7名が長野県飯田市に集まり、飯田市下久堅に伝わる竜峡小梅の収穫から漬け物にする作業の体験、商品化に向けたパッケージデザイン案や値段設定などのワークショップを行うイベントを開催しました。
飯田市の市役所で働く地元の方々や農家の皆さんにもお集まりいただき、皆で交流しながら終始楽しい雰囲気で執り行われました。
小梅の砂糖漬け、商品化プロジェクト始動!
2018年にTABETAI代表の田丸が“宝石のような小梅漬け” を作るおばあちゃんと出会い、小梅漬け体験イベントを企画しました。当時の様子はこちらから!
体験イベントは今回で第3回目となり、今年の4月からは「おばあちゃんの砂糖漬けを守りたい」という思いから、商品化に向け動き始めています!
2日間のレポート
〈1日目〉
1日目は「小梅の収穫」「選別」「塩水漬け」の工程を実施。
作業後は地元の方々を招待した交流会(バーベキュー)で盛り上がりました!
・小梅の収穫
TABETAIと共同主催である飯田市下久堅で農家を営む千葉一哉さんから、どういうものを収穫したらよいか丁寧に教えていただきながら、参加者全員で声をかけ合い、助け合いながら小さな小梅をカゴいっぱいに集めました。
最初は和気藹々と会話や小梅の香りを楽しみながら収穫をしていた参加者も、段々作業に慣れてくると集中した目つきに!
汗をかきながらあっという間にカゴいっぱい小梅を集め、それぞれの車で、次の作業場に移動しました。
・小梅の選別・塩水漬け
作業場は、「あざれあ農産物直売所」※2を利用させていただきました。そこで行った、収穫した小梅の選別作業は全て手作業で行いました。
小梅についていた小さな木の枝や葉っぱを取り除き、柔らかくなってしまったものや虫食いがある商品にできない小梅を1つ1つ丁寧に確認。
作業をしながらどんなパッケージデザインにしたら手に取ってもらえる商品になるか等も話し合いながら行いました。
予想よりも選別作業に時間がかかり、来年は選別の機械を使ってみたらどうか、という案も出ました。
選別した小梅は明日の作業に向け、塩水漬けに。
参加者が協力し合いながら樽いっぱいの小梅を満遍なくかき混ぜたりと、終始楽しい雰囲気で溢れていました!
・交流会
1日目の作業が終了すると、地元の方々を招待して「泊まれるBARたにかぜ」※3さんでバーベキューを行いました。
全員が名札をつけ、初めましての方々との会話を楽しみながら賑やかな雰囲気で食事を楽しみました!
地元の方々と首都圏在住の若者たちでそれぞれ、地域の現状やこれからやってみたいことなどの意見交換も行われていたことが印象的でした。
〈2日目〉
2日目は朝から「あざれあ農産物直売所」に集まり、小梅を樽に漬け込む作業を行いました。
・半殺し
小梅の砂糖漬けに大切な「半殺し」と呼ばれる小梅1つ1つに割れ目を入れていく作業を行いました!
専用の器具やしゃもじを使い、軽く割ることで味を染み込みやすくするための作業です。最初は力加減が難しく小梅を潰してしまったり時間がかかってしまっていましたが、作業に慣れ始めると集中して一粒ずつ丁寧に割れ目を入れる参加者たち。
とても時間がかかることがわかり、商品化する際の課題点も見つけることができました。
作業をしながら商品化した際のネーミングの話や、「こんなキャラクターがいても面白そう!」「小梅祭りをやったらどうか」などの意見交換が行われ、商品化に向けてさらに気合が入っている様子でした。
・小梅漬け作業
今回は「砂糖漬け」と、一般的にカリカリ梅と呼ばれる「塩漬け」の2種類を作りました。
「砂糖漬け」は、水に晒して塩抜きをし、しっかりと水気を切った後に氷砂糖と交互に樽の中に入れます。
「塩漬け」は、バットの上に小梅・塩・にがりを乗せ梅の表面に軽く傷がつく程度の力でコロコロと小梅を転がします。満遍なく転がした後は樽に移し、ホワイトリカーと塩を入れしっかりと混ぜ合わせます。
どちらも2〜3ヶ月染み込ませれば完成です!
今後の予定
商品化するにあたり、価格設定や商品の試験販売所を決めたのちにデザインチームに協力してもらいながらパッケージデザインなどを作っていきます。
製造や販売等を行うメンバーを募集していますので、ご興味のある方はNIPPON TABERU TIMESの公式SNS等でご連絡ください!
※1 小梅の砂糖漬けー下久堅に伝わる、竜峡小梅を砂糖漬けした甘い小梅。全国でも珍しいものである。
※2 あざれあ農産物直売所ーInstagram
※3 泊まれるBARたにかぜー Instagram
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