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はじめまして

災害に強い社会を築くために。


食べる支援プロジェクト(たべぷろ)は、災害時の食と栄養の問題をみんなで解決する官民学連携プロジェクトとして、2019年に発足しました。
栄養学者、防災研究者、専門職団体、災害支援NPO、国連機関、民間企業などが集まり、それぞれの強みを活かした連携で「災害時の食と栄養」にまつわる問題の解決を目指し、災害に強い社会を築くための活動を続けています。
学会や勉強会、各種イベントにおける連携啓発活動の展開で、行政や専門職、民間、一般向けに幅広く次の災害に備える意識醸成支援を行っています。

食べる支援プロジェクト(たべぷろ)ビジョン

栄養バランスの良い食事は、わたしたちの未来としなやかな社会の礎。

災害時の食の問題を解決するための共創プラットフォーム、
食べる支援プロジェクトたべぷろは、
災害の対応はいつもの生活の延長線上にあると考えています。

だから 過去の災害からの学びを生かして
ふだんからすべての人が食事と栄養の重要性を理解し
心と体を整え、あらゆる人がつながり合える仕組みをつくることで、
災害に強い社会を築きます。

つまり、いざという災害時にも、心と体の健康に必要な
栄養バランスの良い、おいしい、温かい食事をとることができ
だれ一人とり残されない復興の実現を目指します。

なぜ、災害時の食と栄養の問題は長年後回しにされてきたのか?

毎年、地球のどこかで、日本のどこかで、規模の大小問わず多くの自然災害に見舞われています。その度に多くの方が犠牲となり、中長期にわたる避難生活を余儀なくされています。生きることが最優先の現場では、食や栄養の問題は後回しにされがちです。

菓子パン、おにぎり、揚げ物のお弁当など栄養バランスの偏った食事が何カ月も続く・・・
乳幼児、妊産婦、アレルギーなどに配慮した食事が確保できない・・・備蓄が足りていない・・・

本来、食が豊かであるはずのこの日本において、なぜ災害時の食と栄養の問題は長年後回しにされてきたのか?

たべぷろでは、各メンバーの専門性を持ち寄り、議論を重ねながら「災害時の食と栄養」に関わる複雑な問題の構造化と体系化を行い、2021年には「発災時の災害時の食と栄養支援の手引き」を発刊しています。
心と体の健康をつくるおいしい、温かい食事支援への参加と官民連携をすすめるための手引きです。

食と栄養の問題は、専門家であるか否か、支援者か被災者かに関わらず、一人ひとりの努力と連携で状況を変え、問題解決をすることができる数少ない減災・健康被害予防手段です。

たべぷろの情報発信プラットフォームとして、このnoteを活用していきますので、みんなでこの問題の解決に向けて、動いていけたらと思います。
どうぞよろしくお願いします。



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