ホイスコーレ日記24:底のくっついたマグカップ
2016年1月〜6月の間、デンマークの「スカンディナヴィアデザインホイスコーレ(Den Skandinaviske Designhøjskole)」へ留学したときの記録です。当時残していた記録をnoteに移動してみました。
39:楽焼その3
全日程で3週間ある、選択授業の週。初めの1週目に僕は「楽焼」を選びました。一週間の授業はあっという間に終わりました。みんなそれぞれ試行錯誤を加えながら、自由でのびのびとした発想の焼き物を作っていました。これは僕にとってはとても刺激になりました。
でも、事件が起きます。
僕が作ったマグカップが、焼き釜の土台にくっついてしまいました!原因は絵の具の塗りすぎ。絵の具は熱で溶けるガラス質のようなものでできているのですが、それが釜の中で熱されて溶けることで色と質感が出るわけです。逆にこれが多すぎて土台まで到達してしまうと、冷えて固まった時に取れなくなってしまいます。
くっついてしまったマグカップ。二時間ほど格闘したのですが、冒頭の写真のように底面を土台に残し割れてしまいました…。そしてこの土台はもう二度と使えないとのこと!ごめんなさいっ!そして、一緒の釜で焼いていた皆さんにも迷惑をかけてしまいました…。みんな「いいよいいよ」と言ってくれていたけれど、後で聞いたら結構怒っていたらしい…!
この後僕はリベンジのため、もう一つカップを作りました。けど、このカップを焼くことができるのは学校が終わる直前まで、4ヶ月間時間が空くことになります。その話はまた後日。
初出:2016-09-21
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