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「さっとゆでる」ってどれくらい?を確かめてみた

こんにちは。たべドリスタッフのかなです。

ほうれん草や小松菜をゆでるとき、「さっとゆでる」ってよく見かけるんですが、さっとって言われても...それってあなたの主観ですよね?とツッコミたいひと、たくさんいると思います(笑)

ちょっと油断するとグダグダになっておいしくないし、固くてもいやだし、いい感じの状態になる「さっとゆでる」時間を確認してみました。

 下調べ

ほうれんそうのゆでかたについて、いくつかのレシピを調べてみました。

ゆでかた

共通しているのは根本からゆでて、あとから葉をゆでていくこと。これは、ほうれん草の茎部分と葉の部分で火の通り方が違うため、固いしたのほうを長めにゆでるためにやるんですね。

葉の部分を持って、根元と茎だけ先にゆでる

根本の下処理

あと、根本は食べられるので先だけ少し切って、ざくざく切れ目をいれておくこと。

バラバラにならないように、切り込みの深さは加減して

こんなふうに切れ目を入れておくと、葉の間の土が洗いやすく、固い根本にも均一に火が通るそうです。なるほど〜。全部ザクッと切っちゃうのはもったいないですしね!

ゆで時間の目安

肝心のゆで時間は、根本30秒、葉まで入れて全体で1分という記載が多いんですが、葉を入れてからの時間は10秒とかマチマチでした。
あとは、必ず沸騰したお湯をつかってゆでること。ぬるいお湯のままだと、いつまでたってもゆで上がらないですね。(それこそグダグダになります)

ゆでくらべ開始

根元に切り込みを入れて、お湯を沸騰させて実験開始!
今回は、ほうれん草を1株つづ時間を変えてゆでてみます。量が少ないので、ゆで時間も短めからスタートしてみます。

ゆで時間15秒

根元を5秒ほど、全体いれてトータル15秒でひきあげてみます。結構ゆでられてますね。
よくみると、まだ緑色がまだら。火が入ると緑が濃くなるって、ほんとですね。これは流石に早かった。

ゆで時間30秒

根元10秒ほど、全体入れてトータル30秒ゆでバージョン。色はしっかり全部緑に変わっていて食感が強く残っている。野菜感が感じられて個人的には好み!

ゆで時間1分


レシピに多い、トータル1分バージョン。しっかりゆでられている感じ。ぐだぐだってわけでもなく、この状態が教科書どおりなのかなぁ。

ゆで時間2分

根元1分、全体で2分ゆでたらどうなのか?も確かめてみた。この時間の長さは「さっと」ではないですね。でも見た目はそんなに変わらないように見えます。

しかし、葉の部分を掴んでみると、細胞が壊れている感じで手ですっと切れていしまい、これは食べたらおいしくないやつだ、という状態になっていました。

手で簡単にちぎれてしまった

まとめ

今回は、ほうれん草ひと株という小さなサイズでゆでたため、ほうれん草を入れてもお湯がふつふつしたまま温度があまり下がらなかった様子でした。だから、短い時間でもいい感じにゆでられたんだと思います。

つまり、ゆでたい野菜の量と鍋の大きさ(お湯の量)の関係によって、ゆで時間は変わってくる、ということ、

おそらく売っているひと束全部でゆでる場合が一般的で、その全量が入るような大きめの鍋をつかってたっぷりのお湯でゆでれば、根本30秒+全体30秒の計1分くらいがちょうどよいのかとおもいます。

でも、そんなに大きな鍋がない、とか、半量だけ使いたい、という場合は、もっと時間も縮めていいですね。

タイマーで計るまでもない時間なので、心の中で30〜60カウントをしながら、ご自宅のお鍋でちょうどよいゆで時間を見つけてみてくださいね。

乾杯メニュー

ゆで時間違いのほうれん草もまぜてしまえば問題なし(笑)
ちょっとキリッとした味のあえものにしてみようと思い、粒マスタードとはちみつとちょっとのしょうゆでハニーマスタードあえにしてみました。

粒マスタードはおいしなあ〜

ほうれん草の甘みと粒マスタードの酸味があいますね〜!
ありがとうほうれん草。ごちそうさまでした😋!

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