見出し画像

OKRの誤解を解く名言「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」

こんにちは、株式会社タバネルの奥田です。

今はそれほどでもないのですが、プロレスにハマっていた時期があります。肉体のぶつかり合いはもちろんですが、言葉のぶつかり合いもプロレスの魅力です。数多くのプロレスラーがリング内外で数々の名言を残しています。

その中でも、「燃える闘魂」アントニオ猪木は別格と言えるでしょう。その中でも有名な名言の一つをご紹介しましょう。

出る前に負けること考えるバカいるかよ!

試合を前にピリピリしているアントニオ猪木に「もし負けるということがあると・・・」と質問したアナウンサーに激怒して発した言葉です。激怒のあまり質問したアナウンサーはビンタされてしまいます・・・

この名言で、OKRについてよくある誤解が解けますのでご紹介しましょう。(こじつけ感はありますが・・・)。

OKRは挑戦的である

当社はOKR(Objectives and Key Results)の導入、運用のコンサルティングをしています。

OKRは挑戦的な水準に設定することが特徴の一つです。挑戦的な水準を目指すために「達成率は6-70%で良い」とされています。

なぜならムーンショットと呼ばれるほどの挑戦的で高い水準を目指しますので、結果が達成率100%には届かないこともしばしばあるからです。

つまり挑戦的な水準を目指すからこそ、結果として達成率が6ー70%であっても良いのです。

反対に言えば「必ず達成率が100%を超えなければならない」のであれば、挑戦的ではなくガチガチに保守的な低い水準で目標設定するでしょう。

OKRの設定水準が難しい・・・

当社では、この点についてよくご相談されます。

「達成率6-70%となる水準に設定するが難しい・・・」
「達成率は60%か70%と決まっていた方が設定しやすいのですが・・・」

これまで目標は達成するためにあり、達成率100%を目指してきた人にとって、「6-70%で良い」は非常に難しいと感じてしまうでしょう。

みなさんはこの疑問にどう答えますか?
現実的に達成できそうな水準を6-70%として考えれば良いと考えてはいないでしょうか?

結論から言えば、設定時点で達成率を6-70%にしようと思って設定してはいけません。設定時点では、挑戦的な高いレベルを設定した上で、100%の達成を目指します。

本気で達成を目指すからこそ、必死に新しい方法を探し努力し工夫を重ねることができます。必死になった上で、残念ながら達成できず、6-70%の達成率になっても良いのです。

最初から未達成が前提では、挑戦的な水準を掲げる意味はありません。つまり、「6-70%になるような水準」での設定をしようとすること自体がナンセンスです。

燃える闘魂で挑戦しよう

最初にご紹介した「燃える闘魂」アントニオ猪木の名言に戻りましょう。

出る前に負けること考えるバカいるかよ!

これをOKRに置き換えて、言い換えてみましょう。

OKRに挑む前に未達成を考えるバカいるかよ!

闘魂を燃やせるほどのワクワクするOKRを設定することで、挑む前に未達成を考えることなくなるでしょう。そのためには、現状の延長線で考えるのではなく、理想の状態を思い描きそこから逆算でOKRを設定することが必要です。

また、一緒に挑戦する仲間がいることも忘れてはいけません。仲間とともに高い壁に挑むことで自分だけでは届かない場所に行けるでしょう。挑戦しているとと傷つき悩むこともありますが、仲間で励まし知恵を出し合い協力することでこそ、乗り越えられます。

仲間とともに挑戦し続けるために、お互いに承認、称賛をすることは欠かせません。OKRの運用では「ウィンセッション」と呼ばれる承認、称賛の機会を持つことがおすすめです。

OKRは、暑苦しいくらいに語り合える仲間と理想を目指して挑戦するための仕組みとも言えるでしょう。

(日本企業のOKR導入事例)

実際にどのようにOKRが導入、活用されているか?をまとめてみましたので、ご興味ある方はぜひお読みください。

(宣伝)
『マンガでわかる!チームが強くなるためのOKR』など、OKRお役立ち資料が当社ホームページで無料ダウンロードできます。ご興味ある方はぜひお申し込みください!

ダウンロードバナー