【連載】「無職の父と、田舎の未来について。」第24回 前編「チームと人生、限りある関係性と、自分が本当に向き合うべきことについて」さのかずや(Web仕事文脈 vol.24)
昨年10月に子どもが産まれました。妻と名前を決める合宿をし、自分はいろいろとうまくいかない数年間を過ごした中で、子の人生を思うと「とにかく明るく前向きに生きてればなんとかなる」という思いだけが残り、とても明るく前向きな名前をつけました。今のところ明るくゲラゲラと笑う子に育っています。その調子で周りも巻き込んで、父親とは似ても似つかぬ前向きで明るい大人になってほしい。父親も頑張ります。さのかずやです。33歳になりました。
札幌国際芸術祭2024、大きな仕事を動かす方法
この半年は、札幌国際芸術祭2024(SIAF2024)の動きでバタバタだった。自分が過去に岐阜や東京でやってきたメディアアートやメディアコミュニケーション周りの知見が、北海道で奇跡的にハマる現場で、いろいろ大変なことはあれど楽しく仕事をさせていただいた。
特にメイン会場のひとつである「未来劇場」内の文章を書かせてもらったが、これが自分にとって今までにない経験となり、めちゃくちゃ勉強になった。メディアアート界のエラい方に文章を監修していただき、かなりいろいろ良い方向に直していただきつつ、自分としても言いたいことが歪まないように調整し、最終的には自分ひとりでは生まれなかった文章になった。仲のいい先生に「メディアアートの教科書的な文章だね」と言っていただき、狙い通りだったのでとても嬉しかった。
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