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【機能評価01/足部・足関節】カーフレイズ

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こんにちは、だいじろう(@idoco_daijiro)です!


今回から機能評価シリーズをスタートしていきます。


第1回目のテーマは足部・足関節の機能評価である『カーフレイズ』です。


荷重時の足部・足関節の機能評価として代表的なもので、臨床でもよく用いられるかと思います。


それぞれの筋機能や可動性なども踏まえて評価できるようになることで、足部・足関節疾患はもちろんですが、さまざまな下肢疾患への影響も把握することができるようになります。


機能評価と同時にエクササイズも行えるのが特徴かと思います。


では早速本題に入っていきたいと思います。


カーフレイズの評価方法

スライド2

①足幅は股関節幅(=ASIS幅)とする
②つま先の向き(第2列の向き)を正面に向ける
③最大底屈位保持を指示する
④軽度底屈位保持を指示する
⑤③・④の肢位でのアライメントを評価する


足幅や足の向きの設定は任意とされることが多いかと思いますが、正確性や再現性を考慮し、ここでは足幅は股関節幅(ASIS幅)、つま先の向き(第2列の向き)は正面と規定します。


最大底屈位での評価が一般的かと思いますが、日常生活やスポーツ動作で最大底屈位となることはそれほど多くなく、軽度底屈位での機能の方がより病態を反映することも少なくありません。


実際に評価していくと、最大底屈位では問題ないけど、軽度底屈位では不安定性を呈するケースも多いので、軽度底屈位でも評価をしていきます。


最大底屈位・軽度底屈位のそれぞれのアライメント評価を行っていきます。



前面からのチェックポイント

スライド3

前面からみたときには、『荷重位置』と『趾噛みの状態』をチェックしていきます。


まずは『荷重位置』です。


正常であれば第1列と第2列の間のMP関節部分に主に荷重されています。


不安定性を有する症例では小趾側に荷重したり、母趾球の内側に荷重したりすることがあります。


母趾球に適切に荷重するためには長腓骨筋が適切に機能しておくことが大切です。


つまり母趾球への荷重が適切に行えていない場合は長腓骨筋の機能不全が考えられます。


また『趾噛みの状態』もチェックしていきます。


足関節の底屈筋には、腓腹筋、ヒラメ筋、長母趾屈筋、長趾屈筋、長腓骨筋、短腓骨筋、後脛骨筋などがあります。


主動作筋は腓腹筋とヒラメ筋なのですが、それらが十分に機能していない場合は長母趾屈筋や長趾屈筋が過剰に働かざるを得なくなります。


その結果、趾噛みが生じてきます。


腓腹筋やヒラメ筋が十分に機能しない原因として最も多いのはクロスサポートメカニズムの破綻です。

※後日、クロスサポートメカニズムの解説記事をアップします。



ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「【機能評価01/足部・足関節】カーフレイズ」について詳しく解説していきます。
ぜひKIZUKIを通じてともに学び、成長し、一緒に未来を築いていきましょう!


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