【ピラティスエクササイズ】Scoop〜応用編〜
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こんにちは、だいじろう(@idoco_daijiro)です!
前回はピラティスエクササイズの基本となるScoopについて解説しました。
Scoopでは腹腔内圧のコントロールやエロンゲーションが獲得されるため、脊柱のStability/Mobilityといった機能が高まります。
とくに脊柱のStabilityやMobilityといった機能の低下に起因する腰痛などに非常に効果的なエクササイズです。
実際に基本エクササイズとして腰痛患者さんに指導することがあるのですが、これだけで腰痛が改善されるケースもかなり多いです。
今回は、そのScoopの応用編としてより効果的なエクササイズとするための工夫について解説していきたいと思います。
私は日本ピラティス協会公認マットピラティスコーチという資格を有していますが、そのほかにもPHIやポールスター、basi、Stottなど、さまざまな資格があり、エクササイズも若干異なります。
著作権なども問題もありますので、これからご紹介していくエクササイズはピラティスの基本的なエクササイズを私なりに臨床応用しているものだと捉えていただけるとありがたいです。
では本題に入っていきたいと思います。
▶ Scoopの目的
Scoopはピラティスエクササイズのなかでもプレエクササイズに位置づけられているエクササイズです。
ピラティスエクササイズのなかで重視される「呼吸の方法の獲得(腹圧のコントロール)」や「ニュートラルポジションと脊柱のエロンゲーションの確認」などを目的に行われます。
【呼吸の方法の確認(腹圧のコントロール)】
・鼻から吸って、口から吐く
・口から吐くときは、カラダのなかの空気がなくなるまで吐ききる
・胸腔・腹腔の360°拡張/縮小を意識する
・吸気時はブレーシング、呼気時はドローイン(≒腹圧のコントロール)
【ニュートラルポジションとエロンゲーションの確認】
・両坐骨に均等に、かつ最も体重ののる肢位
・あごを引き、肩を引き下げ、首を長くする
・「両坐骨に体重がのっている」「つむじが天井に引っ張られる」イメージで脊柱を伸ばす(≒エロンゲーション)
この呼吸やポジショニングを意識し、獲得していくことがScoopの一番の目的です。
今回の「応用編」ではそのScoopのエクササイズの質を高めるための工夫として「広背筋の促通」「前鋸筋の促通」について解説していきます。
広背筋の促通では胸腰筋膜を緊張させることができます。
胸腰筋膜の緊張により腹横筋が収縮しやすい環境になり、腹腔内圧のコントロールが容易となります。
また前鋸筋を促通することで、胸郭の拡張が促され、呼吸時の適切な胸郭運動が獲得されていきます。
そして、より難度の高いScoopを行っていくことで、より質の高い「腹腔内圧のコントロール」「ニュートラルポジションやエロンゲーション」の獲得が可能となります。
では、具体的なエクササイズの方法について解説していきます。
ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「【ピラティスエクササイズ】Scoop〜応用編〜」について詳しく解説していきます。
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