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腰部脊柱管狭窄症に対する理学療法

こんにちは。だいじろう(@idoco_daijiro)です。


先日、私が主宰・運営しているオンラインコミュニティKIZUKIのなかで「理学療法ガイドライン勉強会」を行いました。

第1回目のテーマは「腰部脊柱管狭窄症」として、それに関するガイドラインの内容を踏まえて「実際に臨床ではどうしていくか?」をみんなで発表・シェアしていきました。


今回はその内容を踏まえて私のなかでの「腰部脊柱管狭窄症に対する理学療法」についてまとめていきたいと思います。

ガイドラインの内容を引用しておりますので、まだ購入されていない方はぜひ購入を検討なさってください。



はじめに

ガイドライン勉強会(LCS).001

前述したとおり、ガイドラインの内容を臨床での意思決定にどう活かしていくかについて考えていきたいと思います。


まずざっくりとガイドラインの内容をまとめていきます。



臨床における疑問

ガイドライン勉強会(LCS).002

今回のガイドラインでは、「腰部脊柱管狭窄症に最適な理学療法士とは?」という臨床でよくある疑問について言及されていました。


それに対する回答として、現状では特定に手技・手法が有効ということではなく「各種療法を組み合わせた理学療法」が推奨されており、それも「病態に応じた方法の選択」が求められるということでした。


参考にされている研究結果はいずれもエビデンスレベルはそれほど高いものではないというのが現状だそうです。


つまり、患者さんの病態に応じて介入方法をカスタマイズしていくことが重要となるのではないでしょうか?



PICO/PECO

ガイドライン勉強会(LCS).003

PICOとして上記のようなことが設定されてあります。

脊柱モビライゼーションやマニュピレーションであればそれらの手技の習熟度が影響するでしょうし、体重免荷型トレッドミルであればその機器自体がなければできないという点があります。


ただ、それらが腰部脊柱管狭窄症の病態とどう関連していっているかを考慮していくと、代替案などで対処可能なこともあるかもしれませんね。



疾患の定義・概要

ガイドライン勉強会(LCS).004

疾患の定義・概要としてはスライドの通りです。


詳しくは後述しますが、そもそも脊柱菅狭窄症の症状は器質的な変化によって脊柱管が狭窄されていることに起因するもの。


そういう視点で考えると「理学療法の対象なのか?」ということは一度立ち止まって考えないといけないのかなと思います。



ここまでが無料で読める内容となります。以下では「腰部脊柱管狭窄症に対する理学療法」について詳しく解説しています。
詳しく知りたい方はぜひ”実践!ゼロから学べるLow Back Pain”マガジンの購読をお願いします。


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