体幹機能に悪影響を及ぼしうる因子の考察
こんにちは、だいじろう(@idoco_daijiro)です!
臨床のなかで体幹の静的・動的アライメントへの介入として体幹トレーニングを選択することがあります。
ですが、同じように体幹トレーニングを選択しても、スムーズにアライメントが改善するケースもあれば、なかなかアライメントが改善しないケースもあります。
臨床推論としては端的になにかしらの因子が体幹機能に悪影響を及ぼしていることが考えられます。
その「なにかしらの因子」として私が臨床のなかで考えているものについて紹介していきたいと思います。
この因子は身体要因・トレーニング要因・環境要因の3つに分けて考えることができますが、今回は身体要因に特化した因子として以下の5つからの影響について解説していきます。
▶先天性股関節脱臼/臼蓋形成不全
▶足部機能
▶視覚機能
▶鼻炎/鼻詰まり
▶口腔機能
▶先天性股関節脱臼/臼蓋形成不全
まず先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全では、いわゆる臼蓋と大腿骨頭との適合性が不良となります。
その代償として骨盤前傾位をとり、適合性を高めようとする姿勢や動作を呈することが多く見られます。
こういった姿勢や動作を呈することで、GMSの過緊張によって腹圧がコントロールされ、LMSが機能しづらい環境となります。
結果として体幹機能が低下しやすい環境となるため、体幹トレーニングなどの効果が得られにくくなると考えられます。
この場合は、器質的な問題がどの程度かにもよりますが、股関節機能(骨頭求心位保持機能)を高めていくことで、骨盤前傾位が軽減されることが期待できます。
とくに女性の場合では、先股脱の既往や歩きはじめた時期、股関節のX-p、Craig-testでの前捻角などを確認していくことが意識してみてください。
ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「体幹機能に悪影響を及ぼしうる因子の考察」について詳しく解説していきます。
詳しく知りたい方はぜひ"実践!ゼロから学べるLow Back Pain”マガジンの購読をお願いします!
そちらでそれぞれのエクササイズについて学びを深めていただければと思います。
ここから先は
実践!ゼロから学べるLowBackPain
本noteマガジンはベテランの腰痛治療のスペシャリスト(理学療法士)3名が腰痛に特化した機能解剖・評価・治療などを実践に生きる知識・技術と…
セラピスト・トレーナー・インストラクターに役立つ情報をアウトプットしていきます!サポートいただけると養分になってアウトプットの質・量が倍増するかも!?