すぐに事例を出すこと（１）

みなさんこんにちは！

人前で話すときに重要なポイントについて今日もお話しします。

何か言いたいことを話そうとするとき、人はよく抽象的になりがちです。実は私は今でも、そのようになってしまう傾向があります。ただ、意識してそれを修正するように日々努めています。

このように、話が抽象的にならないようにするために効果的な方法があります。それは、「すぐに実例を使うこと」です。

実例を使うというのは例えば、エピソードや具体例を示すということです。

例えば、テーマが「電車」で、それについて１分で話してください、と言われたとしましょう。

そういう場合にほとんどの人は、一般的な特徴や性質などを語ってしまいます。その結果とても一般論的な話になり、記憶に残りづらいものになります。

しかしここで、あなたは一般論ではなく、すぐに具体的な実例を出してください。

「私は電車がとても好きです。実は小さい頃、母と買い物に行くときによく乗っていました。あるとき～」

そうすると、とどんどん繋がって行きます。実は、この「実例を使う」という方法は、次が出てきやすいという点で非常に便利です。多くの場合、即興で話すときには次に何を話すべきか、迷うたびに話が詰まります。

しかしこのように具体例を用いることができれば、簡単につないでいきやすくなり、話しやすさも倍増します。

もし今あなたが話の構成で悩んでいるなら、具体例を使って話すことを徹底して練習してみてくださいね！

これを行っているうちに自分のよく使う固定ネタができてきますので、咄嗟の時にも慌てなくて済むようになります。