見出し画像

話し中に対話を入れ込む方法


みなさんこんにちは!

人前で話す時に、多くの人を惹きつけるための方法として「対話を使う」という方法があります。
実はこの私、この方法は雑談ではできるのですが、正直、多くの人の前でするのはなかなかできません。(今も日々練習中)

これはよく芸人さんとかが、すべらない話とかで盛り上げるために使ってますよね。

先輩「~~」
後輩「~~」
先輩「~~」
後輩「~~」

みたいな流れです。もしこの「対話」を話の中で入れ込めたなら、あなたの話す内容はよりリアリティを持ち、聴いている人たちは次も聴きたいというような気持ちになっていくでしょう。

デール・カーネギーは『心を動かす話し方』(ダイヤモンド社)の中でこう述べています。

「もしも話し手にものまねの才があって、声の調子まで出せるとしたら、その会話はもっと効果的になるでしょう。」

それくらい話の中に、その人になりきった会話を入れるととても効果的なのです。

実は私、この演劇のような技をつけたくて、研究していたことがあります。その中で、「これすごいな~」と思ったものがあります。

それは、だいぶん昔のドキュメンタリーになるのですが、アメリカの『コーラスライン』というミュージカルのオーディションを撮った映画でした。

私が驚いたのはそれに出演していた、ゲイ役の男性の演技でした。オーディション中のこの人の演技があまりにうますぎて、審査員が泣かされるというシーンがあり、あまりの衝撃を受けたのです。

本当にとてつもない演技力でした。ちなみにその審査員が泣いたのは何十年ぶりだと言っていました。しかも一発合格になっていました。


私はそれをみて、こんな演技の技を話し方に盛り込めたらどんなに聴衆を引き込めるだろう、と思いました。当時それを見た後自分でも早速、練習をしてみました。

しかし、もちろんうまくいきません。私自身話す時、結構冷静に話すタイプで、そこに熱のこもった対話形式の演技を入れるのは、何かアンバランスで、うまくできなかったのです。

もちろん人前でもやろうとしたのですが、対話形式は演技をしないといけないので、やはりやりにくさがありました。


そういうわけでそれ以降は、あまり対話形式を使っていません。話し方教室の先生に尋ねたところ、演劇の技を入れるのはいいことだけど、そんなに気にしなくてもいいと言われたので少し安心しました。


上級の技を入れ込もうとしていたようです。それよりも初めのうちは、やはりベースとなる話し方をしっかりとマスターすることが重要であると考えました。


みなさんが、人前で何かストーリーを語る場合に、もし余裕があればこの対話形式を試してみてください。肩の力を抜いて、友人に話すように話すとうまくいくでしょう。

気に入っていただけたら、ご支援よろしくお願いいたします。今後の活動の励みになります!