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トマトと赤ワインの洋風すき焼き


プロ目線のかんたん手抜き飯シリーズ。

もはや国民食といっても過言ではない『すき焼き』。

老若男女問わず人気の高い日本ならではのごちそうメニューですが、ご家庭でいつも全く同じ味付けではさすがに飽きてしまいませんか

カレーやラーメンの味付けにバリエーションがあるようにすき焼きにだって、もっと多彩なバリエーションがあっても良いはず

そこで今回はすき焼きを僕の得意分野である洋風テイストに改造してみることにしました。

あくまで手抜きレシピですので誰でも超かんたんに作れる上、味も見た目もすき焼きとかけ離れた料理ではなく『確かにちゃんとすき焼き…なのに洋風じゃないか!』と納得していただける仕上がりになっているかと思います。

何でもそうですが料理にも遊び心は大切です。

友達とのすき焼きパーティーでも、この奇想天外な洋風すき焼き盛り上がること間違いなしですよ。

① 基本の材料

【洋風わりした】 ※4人前
すき焼きのたれ(市販品) … 300ml
赤ワイン … 100ml

【具の野菜】
・ タマネギ … 中1個
・ 長ネギ … 1本
・ キャベツ … 1/4 玉
・ シメジ … 1pc
・ ホウレン草 … 1束
・ トマト … 中2個

【トマトと赤ワインの洋風すき焼き】 ※4人前
・ 牛肉(すき焼き用) … 500g
バター … 20g
おろしニンニク … 10g
・ 洋風わりした … 全量(※レシピ参照)
・ 具の野菜 … 全量(※レシピ参照)
エキストラバージンオリーブオイル … 適量
・ 生玉子 … 人数分(※お好みで)

【〆のパスタ】 ※4人前 
フェットチーネ … 200g(※量はお好みで)
・ バジルの葉 … 5~6枚(※あれば)
粉チーズ … 適量(※お好みで)
・ タバスコ … 適量(※お好みで)

② 洋風わりしたの仕込み

1. すき焼きのたれ赤ワインを軽く混ぜ合わせておく。


③ 具の野菜の仕込み

1. タマネギは皮をむき、ヘタを取り除いて適当にくし切り。
2. 長ネギは根と葉先を落として約3cmの長さにナナメぶつ切り。
3. キャベツは硬い芯を取り除き、食べやすいサイズにざく切り。
4. シメジは石づきを落として手でバラバラにほぐす。
5.  ホウレン草は根を落として3cm程度の長さにカット。
6. トマトはヘタをくり抜いて適当な大きさにくし切り。


④ トマトと赤ワインの洋風すき焼き

1. 熱したすき焼き鍋バターおろしニンニクを入れる。

2. そこへ牛肉を加えて表面をサッと焼く。

3. 肉が半分くらい焼けたら洋風わりしたを注いで牛肉と馴染ませる。

4. 肉を一箇所に寄せ集め、具の野菜を種類ごとにまとめながら彩りよく詰めていく。

5. フタがあればフタをし、なければそのまましばらく煮込む。

6. 具材に程よく火が通ったら、適量のオリーブオイルを回しかけて完成。

7. お好みで溶き玉子につけてお召し上がりください(※軽くトーストしたバゲットを浸したり、具材をのせて食べても美味しいです)。


⑤ 〆のパスタ

1. すき焼きを食べ始める前に大きめのボウルに水を張り、そこに乾麺のフェットチーネを入れて浸しておく(※目安は1時間程度)。

2. すき焼きの具材をほとんど食べ終えたら、水に浸しておいたフェットチーネすき焼き鍋に移し、フタ(あれば)をして中火にかける。

3. 全体がグツグツしてきたら分量のバジルの葉(あれば)を適当にちぎって入れ、パスタをほぐす。

4. 数分ほど煮込み、パスタを味見して味が濃すぎるようなら少し水で薄め、薄すぎるようならすき焼きのタレを少し加えて味を微調整する。

5. パスタがちょうどよい固さになり、味のバランスも良くなったら人数分の小皿に取り分けて完成(※各自の好みで粉チーズタバスコをかけて食べます)。


⑥ ポイント&ヒント

・ 赤ワインは箱で売られているような安価なもので充分です。むしろ、そのほうが余計なクセがなくて良いです。


具材は何でも構いません洋風の味わいを保つにはトマトとタマネギは必須です。ただ、ハクサイや春菊、シイタケやエノキ、豆腐や糸こんにゃくなど日本のすき焼きで定番のもの加えるとせっかくの個性が消えてしまいますので、あえて一般的なすき焼きには使わない食材を選ぶことをおすすめします。

[洋風すき焼きのおすすめ具材例]
・ ブロッコリー
・ カリフラワー
・ エリンギ
・ マッシュルーム
・ ナス
・ パプリカ
・ アボカド
・ セロリ
・ ベーコン
・ ウインナー
・ モッツァレラチーズ etc

・ もし、購入した牛肉に牛脂が付いていればバターやニンニクを入れる前に放り込み、鍋底に脂を塗り拡げるように使ってください。さらにコクと旨味が増します(※別に無くても作れます)。

・ 鍋のフタはしてもしなくても作れますがフタをしたほうが、より早く均一に火が通ります


・ フェットチーネとはきしめん状の平たいパスタです。タリアテッレという名称で売られていることもあります。表面積が大きく味がよく絡むため、ミートソースやクリームソースなど濃厚なソースと非常に相性の良いパスタです。入手できなければ普通のスパゲッティでも問題なく食べられます(※スパゲッティは長いので水に浸しておくのに大きな容器が必要になることと表面積が小さく水の浸透が遅いので普段通りに茹でてから使ったほうが早いかもしれません)。


・ パスタを1時間分ほど水に浸しておくことにより、事前に茹でなくても鍋の〆として短時間で仕上げることができます。お湯で茹でる工程が面倒でなければパッケージの表示時間よりも1~2分ほど短く茹であげたパスタをそのまま鍋に移して仕上げても構いません。

・ パスタの代わりに白ごはん(冷ご飯)とシュレッドチーズを入れて、リゾット風にすることも可能です。お好みのバージョンで鍋の〆をお楽しみください。

・  バジルの葉は無くても構いませんが、あれば想像以上に美味しさが増します。ちなみにドライバジル(乾燥スパイス)は生のバジルとは香りのタイプが全く違い、薬のような不自然な臭いがしますのでおすすめしません。個人的にはドライバジルなら入れないほうがマシです。

・ 生のバジルが入手できず、小皿に取り分けた時の彩りが寂しい時は少量のドライパセリを振りかければ小ぎれいに仕上がります。


⑦ 要点まとめ

・ 市販のたれと赤ワインを混ぜて洋風わりしたを作る。
・ 具材の野菜を食べやすい大きさに適当にカットする。
・ バターとニンニクで牛肉を軽く炒める。
・ 洋風わりしたと具材を全て入れ、フタをして煮込む。
・ 〆をパスタにする場合は約1時間、水に浸しておく。
・ すき焼きを食べ終えたらパスタかリゾットで〆。

※内容にご意見ご質問等ございましたらお気軽にコメントくださいませ。

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