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甘海老とイカそうめんの旨辛ユッケ


プロ目線のかんたん手抜き飯シリーズ。
今回は甘海老イカそうめんを使ったスピードおつまみをご紹介します。

そもそもユッケとは韓国語で『細かく刻んだ肉の刺身』を意味する言葉。主にタレであえた生牛肉(赤身)の上に卵黄をのせた料理のことを指します。

昔は焼き肉屋さんに行けば必ずどこにでも置いてある人気定番メニューで僕も大ファンだったのですが、複数の店で集団食中毒事件が頻発したことをきっかけに腸管出血性大腸菌サルモネラなどの病原体に感染する危険性があるということで生食肉に関する規制が発令され、もう最近ではほとんど馬肉を使ったさくらユッケくらいしか食べられなくなってしまいました。

現在では数多くのお店が様々な素材を使ってユッケもどきメニューを開発し提供されていますが、中には元祖よりも美味しいんじゃないかと思うくらい秀逸なものもあって驚かされます。

それなら僕もと牛肉に負けないほどの濃厚なコクと深い旨味がある生食材について考えた時、真っ先に思い浮んだのがこの甘海老イカの刺身でした。

甘海老はどこのスーパーにもある安価で小ぶりなものを選び、イカの刺身イカそうめんを使うことで包丁すら必要ありません

また、この二種類の素材をミックスすることで食感や味わいにアクセントが生まれ、最後まで飽きることなく食べられると考えました。

ユッケだれも魚介に合うように少し味付けをアレンジしています。調理の手間としては甘海老の尻尾をはずすことと調味料を計って混ぜ合わせることくらいです。

調味料をあらかじめ準備しておけば、ほんの2~3分で誰でもかんたんに作れますので、ぜひ一度お試しください。

① 基本の材料

【旨辛ユッケだれ】 ※作りやすい分量
しょうゆ … 30g
みりん … 30g
リンゴ酢 … 5g
上白糖 … 10g
おろしニンニク … 5g
おろしショウガ … 10g
コチュジャン … 10g
ごま油 … 5g
白すりごま … 5g

【甘海老とイカそうめんの旨辛ユッケ】 ※1人前
甘海老 … 8~10尾(※小ぶりなもの)
イカそうめん … 30g
・ 旨辛ユッケだれ … 20g(※レシピ参照)
・ 大葉 … 2枚
・ 卵黄 … 1個分
ごま油 … 少々
・ 刻みネギ … 適量
白すりごま … 適量


② 旨辛ユッケだれの仕込み

1. 全ての材料をボウルに合わせて、泡立て器でよく混ぜる。

2. ソースディスペンサーなどに移して、冷蔵庫で保管しておく。


③ 甘海老とイカそうめんの旨辛ユッケの調理

1. 甘海老は尻尾を取り除いて身だけをボウルに入れる。

2. イカそうめんは分量をほぐしてボウルに加える。

3. 旨辛ユッケだれを加え、などで全体を軽く混ぜ合わせる。

4. 小皿に大葉を敷き、具材を片手で球形に丸めてのせる。

5. 中央を指で少し凹ませ、やさしく卵黄をのせる。

6. 香り付けに少量のごま油をかけ、ネギとごまを散らして完成。


④ ポイント&ヒント

・この旨辛ユッケだれ魚介類との相性が良いので甘海老イカだけでなく、タイやマグロやサーモンなどのお刺身やホタテやタコにもお使いいただけます。もちろん、ユッケにしなくとも刺身醤油の代わりとしてご利用ください。

イカそうめんが売っていなかった場合は、イカのお刺身包丁で刻んで代用してください。可能な限り細く刻まれたほうが食べやすく、味も美味しくなります。

・おかずとして少しもの足りないと思う時はキュウリの千切りやオニオンスライスなどを加えることで軽いサラダのようなボリュームシャキシャキした食感を楽しむことができます。

炊きたての白ご飯に旨辛ユッケだれを少し回しかけ、そのご飯の上でレシピ通りにユッケを仕上げると『甘海老イカそうめんの旨辛ユッケ丼』に進化します。

・ 旨辛ユッケだれは冷蔵庫で1ヶ月程度は保存可能です。


⑤ 要点まとめ

・ 旨辛ユッケだれは全ての材料を混ぜ合わせるだけ。
・ 甘海老とイカそうめんを旨辛ユッケだれであえる。
・ 皿に大葉を敷き、ユッケを球形にして盛り付ける。
・ 中央を凹ませて卵黄をのせ、少量のごま油をかける。
・ 仕上げに刻みネギと白ごまを適当に散らして完成。
・ 白ご飯にのせてユッケ丼にしても美味しいですよ。

※内容にご意見ご質問等ございましたらお気軽にコメントくださいませ。

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