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Jリーグ第5節サンフレッチェ広島vs柏レイソル-ボールホルダーと連動してマークを外すのが上手な川村選手-

彼がゴール前で前を向くと思わず「撃ち抜け…!!」と口に出てしまいますね。「決めろ!」じゃなくて「撃ち抜け!!」と言ってしまうほど、彼の左足にはワクワクさせられます。 さて、今回はJリーグ第5節サンフレッチェ広島vs柏レイソルの前半38分の場面、東選手と川村選手の連携によってチャンスを生み出したシーンにフォーカスして、川村選手の地味だけど効果的なプレーにについて掘り下げようと思います。 ボールホルダーに連動してマークを外す川村では、東選手と川村選手の連携を細かくみていきまし

    • Jリーグ第4節サンフレッチェ広島vsガンバ大阪-ピエロスとナッシムの関係性-

      Jリーグ第4節ガンバ大阪vsサンフレッチェ広島での広島の先制点からFWのピエロス・ソティリウとナッシム・ベンカリファの関係性について書いてきたいと思います。 CFとして常にCBの間で駆け引きするピエロスと、CFの周辺で相手の嫌がるポイントからゴールを伺うナッシムの相性は良く、彼らがツートップを組んだ際には機能的な動きによってゴールに迫れるイメージがあります。 また、ピエロス自身にゴールは生まれていませんが、彼が中央でDFの脅威になること自体が周囲の選手を活かす効果もあり、

      • 【サンフレッチェ広島】戦略戦術の両面から考えるスキッベ広島のチーム構築

        2022年に就任したスキッベ監督によってサンフレッチェ広島は躍進を遂げ、リーグ戦3位、ルヴァンカップ優勝という結果を手に入れました。就任直後からピッチ内で目に見える変化が現れ始め、明確な「スタイル」を軸にプレイする姿が印象的でした。 今回はスキッベ監督就任後から「劇的な変化を遂げたシーズン序盤」「多彩な戦い方で勝負強さを得た中盤」「停滞感が続いて苦戦した終盤〜現在」までを振り返った上で、戦略・戦術両面での取り組みを考えていきます。 就任時点での前提条件〜チームの強みと弱み

        • J1第2節サンフレッチェ広島vsアルビレックス新潟 後半51~52分の「佐々木・荒木の持ち運びの違いと川村のマークを外す動き」

          2023年2月26日Jリーグ第2節広島vs新潟 後半51〜52分、広島のCB荒木・佐々木のドリブルで持ち運ぶプレーが連続で見られました。 荒木のプレーは効果的な攻撃に繋がらず、佐々木のプレーはチャンスの構築に成功。また、IHの川村はそれぞれの持ち運びに合わせて相手DHを外す動き直しをしています。 このブログでは、両CBのプレー選択とその効果について違いを考えてみようと思います。 荒木の持ち運び※詳細はDAZNを参照【プレーの流れ】後半51分 ①荒木が相手FWの脇(左側

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