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別れて初めて見えた元恋人の人間性


別れて3日目。

みなさまからの温かいコメント、
本当にありがとうございます。

おかげさまで、もうかなり吹っ切れました。

やっぱり、フラれる側の方が
なんだかんだ楽だったりしますね。

傷はデカいけどね。
傷ついた分人は優しくなれます。


いろんな方のコメントを読みながら
自分の何が悪かったのか、
彼が本当はどんな人だったのか、
冷静に分析しています。

点と点が繋がって線になってきました。


元恋人になんとなくずっと抱いていた不満。

それを思い返していると
今回の突然の別れが見えてきました。


彼の行動の源が「喜んでほしい」じゃなくて
「嫌われたくない」でした。


ここに全てが詰まっていたんだなぁと
別れを経てやっと気がつきました。


例えば1か月記念で買ってきてくれたケーキ。

私は記念日もすっかり忘れていたけど
人気店のケーキを買ってきてくれた。

すごく嬉しかった。

「記念日に何もなくて何か思われたら嫌だったし」

そう言っていました。

当時は照れ隠しだと思っていたけど
本音だったんですね。


細かくは思い出せないけど
こんなことが何回かありました。

よく手土産を持ってきてくれたり
出張に行けばお土産を買ってきてくれたり
嬉しい気遣いだと思っていたけど
「何もなくて何か思われたら嫌じゃん」
って言っていたような気がします。

一度伝えたこともありました。

「何かしなくて不満に思われたら嫌じゃなくて
何かしたら喜んでくれるかなって思ってほしい。」

「もちろんそれも思ってるよ!」

そう言っていました。

私が喜ぶかどうかは
あまり考えていないなって
感じたことは多かったです。

私のことより
自分の評価を気にしていたというか。
いろんなことで私より自分て感じでした。

私からの評価も気にしていたようなので
結果それが気遣い(?)に繋がって
いいなって思うところも多かったので
まぁそんなものかなって思っていました。


それから日常のLINEでも思ったことが。

私たちはほとんど連絡とってなかったけど

「今日何してたの?」みたいに
聞かれたことってなかった。

付き合う前のやり取りでも
質問されたことってなかったような。

私がこんなことがあったってLINEしても
「こっちは〇〇だったよ!」みたいな返し。
話を膨らませてくれたことってなかったかも。

それで少し不満に思ったこともあったっけな。

自分のことばっかり話すね、私に興味ないのかな
って思ったことがありました。

別に気にならなかったから
そういう人なんだなって思ったくらいでした。

もっと違和感を持つべきだったのかな。


別れ話をする前、最後のデートの時。

「今日何が違うでしょう」って聞かれました。

ふと見ると私が誕生日のプレゼントとして
少し前に買ってあげたメガネをかけていました。

言われたらすぐに気がついたけど
自発的には気づきませんでした。

「気づいて欲しかった?」

そう聞くと、
「うん」と少し拗ねたような表情をしていました。

「そっちは私が髪切っても気がつかないのに!」

1度だって気づいてくれたことはなかった。

そりゃ少しは悲しかったけど
でも別に全然気にならなかったから
何も言うことはありませんでした。

「髪切ったんだよ」って報告することもなかった。

やっぱり気づかないよねって、その程度。

なのに自分はそんなこと言うんだね
ってその時は思いました。

これも別に気にはならなかった。
どこが違うって聞いてきたのもかわいかったし
拗ねちゃったのもかわいいなって思ってました。


だから結局は自分本位の人だったんだなって
今になってあの人のことがわかった気がします。

私を喜ばせたいとか幸せにしたいとか
そんな風に思ってくれてはなかったんだろうな。


そういう全てがこの別れに繋がってたんだ。

私の気持ちをもっと考える人だったら
せめてもっと早く別れを切り出したと思います。
結婚について話をしていたと思います。

私を本当に大切に思ってくれているなら。


こうなるまで気がつかなかったな。


嫌われたくないから本心も言わない。
自分を守りたいから私への不満は言わない。

でも自分の不満は察してほしい。

多分そんなところでしょうか。

大切なのは私より自分の感情だったのでしょう。



私が相手の行動や言動で
モヤモヤして黙り込んでしまって
2人の空気が悪くなっても
打開しようともしてくれなかったじゃん。

相手に言っても仕方ないことで
ひとりで解消できることだったから
私が1人で感情処理を終えるまで
待ってくれてるんだと思ってた。

私は察してなんて思ってなかった。
モヤモヤしてしまっているのは自分の問題だから
自分で感情を処理しようとしていました。

あ、機嫌悪いなって
機嫌が戻るのを待ってくれていると思ってました。
それでいいんだって思ってました。
それがお互いにとってベストなんだと。

でも、別れを考えるくらい
その空気がすごく嫌だったんだって。

確かに私も自分本位でした。
めんどくさいって思われたくなくて
ひとりでモヤモヤしていることもありました。
ぶつけてしまえば何か違ったかも。

それが心地悪いなら「なんで黙ってるの」とか
何かアクションしてくれてもよかったじゃん。

そんなことをして私がもっと不機嫌になるのが
怖かったんだろうな。

自分は何もリスクを取らないのに
一方的に不満を抱えて溜め込んで
勝手に別れを決めて
私の気持ちは度外視して
自分が勝手に決めた1年という期限いっぱい
快楽だけを享受して。

ひどい人だよね。


自己表現や言語化が苦手なことはわかってたから
何かある?ってよく聞いていました。
ゆっくりゆっくり発せられる彼の言葉に
我慢強く耳を傾けたこともあります。

ついつい話を遮ってしまうこともあったので
ごめん!と謝って話を続けてもらっていました。

嫌な気持ちにさせてごめんねって
謝ったことだってあったはず。

話してくれてありがとうって
苦手に向き合ってくれたことを
感謝したことだってあったはず。

私はやれることはやっていました。
あとは彼も努力が必要だったんじゃないかな。

でも根底に「嫌われたくない」があるから
何も行動できずに終わった。

そして何より、その努力をしてまで
一緒にいたいと思うほど
私のことを好きではなかったんでしょう。


こんな風に不満を書き出すと出てくるけど
全部全部ひっくるめて彼でした。

短所は長所でもあったから
こういう人なんだなって受け入れて
それでも大好きでした。

100点満点の人なんていない。
私だって100点満点じゃない。

そう思って彼の欠点とも
向き合っていました。

悪いところよりいいところを見て
これくらいのこと受け入れようって
自分で折り合いつけてやってきたのに。

彼もきっと我慢してくれてるからって
思っていたのにな。


好きの押し売りをしていたのかも。

あなたといると本当に居心地がいい。
居心地が良くて楽しいから好き。
こんな関係でいれて本当に嬉しい。
そう伝えたことは何度かありました。

それが彼へのプレッシャーだったのかも。

居心地がいい空気を作らないと。
自分が我慢して表面上のいい関係を
保っておかないと。

そう思わせてしまって
余計に何も言えなくさせてしまったのかな。


気がつかなくてごめんね。

あなたのこと、わかったつもりになって
傲慢な私はヘラヘラしていました。

本当にごめんなさい。

気づかないうちに彼を傷つけ
苦しめてしまっていたこと、
これが何よりも辛いです。

大好きだったから。


別れたその日に写真をほぼ全て消しました。

外見がタイプじゃないって最強でした。

1枚たりとも写真を残したくなかった。

大好きだった彼の笑顔も

彼と愛犬が一緒に寝ている可愛い寝姿も

愛犬と戯れている楽しそうな様子も

宝物だった旅行先で撮ったツーショットも

初めて彼が撮ってくれたツーショットも

別れ話の前最後のデートの紫陽花も

もう見たくありませんでした。


みなさんからの温かいお言葉もあり
驚くほどのスピードで
別れの悲しみからは抜け出しています。

でも同時に別の感情が湧いてきて。


本当はそこまで好きじゃなかったのかな。

結婚したかった、それだけなのかな。

自分でも自分がわからなくなってきました。

好きって何だっけな。


そんなことを考えながら過ごしていると
彼から借りていたものが
部屋に残っていたことに気がつきました。

会いたいな。連絡したいな。
連絡する口実、これでできちゃったな。

でもやっぱり会いたくないな。
連絡もしたくないな。

彼はきっと気がつかないから
このまま持っていてもいいかな。

来週出張だと言っていたから
その隙に彼の家のポストに入れようかな。

それがベストなのはわかってるけど
連絡する口実がなくなってしまうと思うと
やっぱり何となく辛くて。

復縁常習犯の私はわずかに期待してしまう。
うまくいかないことなんてわかってるのに。


好きな気持ちを抱えたまま
フってくれた彼の決断を尊重しないとね。

これでよかったのかなって
苦しんでるのかな。

やっと言えたって
スッキリしているのかな。


彼は思いやりがある人だと思っていました。

でも紐解いてみるとそれは思いやりではなく
保身のための表面的な優しさだったようです。

感情に素直な私はそんなの見抜けないよ。
誰よりも彼を信頼しきっていました。


もし次にまた誰かと出会うことができたら

「たこまるを幸せにしたい」
「たこまるの笑顔が好きだ」

そう言ってくれる人と一緒になりたい。

たこまるはまたひとつレベルアップしました。









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