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自然との関わり方について

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今年に入ってから、地域おこしというのか、里山の保全、環境づくりのお手伝いをさせていただいているのだけれど、この活動が月に2回ほどあって、毎回とても楽しく参加させていただいている。

家からも車でだいたい30分ほどで、母の実家がある地域にある里山なのだけれど、これまで木を剪定したり、野草をとったり、炭をつくったり、マルシェに参加したり、最近だと梅の収穫もやったりして、なんというか僕がやってみたかったことを全てやらせてもらえている。

それと同時に里山の環境を整えていくというのか、かつては地域の人たちによって整備されていたのだろうけれど、それもなかなか難しくなってきて、今こうして地域外からもいろんな人たちが集まって、里山の環境づくりをしているというのは、改めて考えるとなんだかすごいなあとも思う。

僕はその里山の保全、環境づくりを通してなんというか、自然との関わり方を教わっている。

里山というのは、僕のイメージでいうとまるっきり自然そのものというわけではなくて、人の手が入り、人が暮らしていくために必要なモノを得るための場所でもあり、自然界と人間界の境界線のようなものでもあって、昔はそうやって人と自然、そこにいる植物や動物たちはいいバランスで共存できていたんじゃないかと思う。

なので、里山は人が生活するためにつくった環境とも言えるのかもしれないけれど、そうやって人の手が入って動きがあることで、自然にとってもいいことが起こるというのか、人と自然の間にいい循環が生まれるみたいなことが、それこそ縄文時代くらいから続いていたんじゃないかなあと、毎回の活動で自然に触れていると感じる。

今やっている里山の環境づくりは、やり方がちょっと違うというのかうまく説明できないけれど、とても面白くて楽しいし、僕としては理想的な自然との関わり方なんじゃないかと思っている。

6月になってだいぶ山の草も伸びてきたから、草刈りもするのだけれど、草刈機で地際から全体をまるっと刈る、というのが僕の草刈りのイメージだったのだけれど、ここでは「風の草刈り」と言って、僕もまだ勉強しているところなので良くわかっていないのだけれど、風の通り道をイメージしながらその通り道をカマを使って、地際からではなく、もうちょっと高いところを刈っていく。

そうすると、ぐわ〜と勢いよくジャングルのように伸びていた草も、ちょっとずつ落ち着いていくらしい。

逆に地際からスカッと刈ってしまうと、反発するというのか、ますます勢いよく伸びるということらしくて、まだまだいろいろあるのだけれど、そういうことを学び実践している今が僕はとても楽しいし、そうすることでゆるやかに変化していく里山を見てみたい。

そうやって人の手が入ることで、その場所の環境が整い、よくなっていったら、なんというかそれこそ人が自然に対してできる理想的な自然との関わり方なのかなと思うし、自然との関わり方で僕が尊敬する友だちが言っていた、「自然と握手する」ということなんじゃないかなと思っている。


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