Tatsuo Tashiro

1976年生まれ。岐阜県。ローカル食堂探訪と8ビットファミコンが好き。経済学、社会学、…

Tatsuo Tashiro

1976年生まれ。岐阜県。ローカル食堂探訪と8ビットファミコンが好き。経済学、社会学、文化人類学。

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最近の記事

人はインセンティブの奴隷である

わが家では毎朝起きると全員が体温を測る。私と配偶者は職場に、子どもは学校にと、それぞれ体温を報告しなければならないからだ。 私の職場について言えば、4月のある日、UI・UXの配慮が1ミリもないことで定評のあるわが社の勤怠管理システムに体温記入欄が出現した。 このシステム対応でD通K際J報S-ビスにいくら請求されたか等は定かではない。 はじめに:習慣化の難しさと現場猫毎朝体温を測る。 だが時々忘れる。 習慣として定着させることは簡単ではない。たかが体温測定のようなこと

    • 男が蕎麦を打ち始める理由

      なぜ男達は歳をとると蕎麦を打ち始めるのだろう。それは運命か本能か。 というツイートが3年ほど前に盛り上がった。 当時、私はアラフォーの曲がり角の入り口に差し掛かったあたりで、カーブの向こう側の景色がよく見えていなかった。だからこのtweetは私にとって面白いものではあれ、そこに含まれる真実・悲哀を見透かすこととはできなかった。なぜ男は蕎麦を打ち始めるのか。それはある時自動的に立ち上がるようにプログラムされているのか? 今の私には、わかる。 これは男の悲しみだ。プログラム

      • 黄色い帽子のおじさんに名前がない理由

        「知らないこと、いっぱいあるよね♪」 「不思議なこと、たくさんあるよね♪」 の主題歌でおなじみ、アニメ『おさるのジョージ』。 我が息子(7歳)がドラえもんより面白いと賞賛する作品だ。 おさるのジョージは「黄色い帽子のおじさん」によってアフリカから大都市(ニューヨーク)に連れて来られた、好奇心旺盛な子猿である。猿にもかかわらず二足歩行をこなし、様々なことに挑戦し、時には失敗、時には成功する。 「いろんなことやってみようよ、きっとすばらしいことが、ほら待ってる♪」という主題歌

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      • あとできくやつ
        17本