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自己紹介

自己紹介を兼ねて消防の採用から勤務体制について書いてみたいと思います。なお、僕自身の語彙力が乏しいので、分かりにくい・読みにく文章になってしまうかもしれませんが、ご容赦ください。

 まず、基本的に消防本部は市町村単位で存在します。最近では、いくつかの消防本部が合併し広域消防組合を形成しているところもあります。採用に関しては市町村単位の消防職員の採用試験を受けることになります。採用された市町村の消防署以外への異動はありません。北海道の札幌市で採用された消防職員が沖縄県の那覇市へ異動になるということはありません。他都市の消防本部に行きたいとなれば、再度、他都市の採用試験を受けなおさなければなりません。

 採用されると、消防学校に入校し約6か月間、消防・救助の教育を受け、その後約2か月間、救急の教育を受けることになります。

 次に勤務体制についてです。24時間勤務(隔日勤務)と市役所の一般職と同じように平日(月~金)の朝から夕方までの勤務(毎日勤務)をする者とに分かれます。

 毎日勤務  消防本部の総務課、消防課、救助課、救急課、予防課などでの仕事で基本的に現場への出動はありません。勤務時間は8時30分から17時15分(休憩1時間)です。土、日、祝日が休日です。  

 隔日勤務  各消防署や分署、出張所で消防隊、救助隊、救急隊として24時間勤務(8時30分から翌日の8時30分まで。実際には休憩時間や仮眠時間があり、15時間30分が勤務時間となります。)します。119番通報すると繋がるところを指令課と言います。指令課員も24時間勤務です。 24時間勤務には2交替制と3交替制とがあります。

2交替制  月曜日に勤務する係を1係とすると火曜日に勤務する係が2係。水曜日に勤務するのが1係、木曜日が2係と二つの係で交替して勤務します。二日おきに勤務するすることになるのですが、上述したとおり一回の勤務で15時間30分労働していることになるので、労働基準法によるところの、一日の労働時間上限8時間、週での労働時間上限40時間を超えることになります。変形労働時間制が適用されます。この辺りは複雑なので割愛しますが、簡単に言いますと、一日勤務・翌日休み(非番)・一日勤務・翌日休み(非番)・一日勤務・翌日休み(非番)・一日休み(週休)・翌日休み(週休)のサイクルを繰り返すことになります。

3交替制→月曜日に勤務する係を1係とすると火曜日に勤務する係が2係、水曜日に勤務する係が3係。木曜日に勤務するのが1係と三つの係で交替して勤務します。一日勤務・翌日休み(非番)・一日休み(週休)のサイクルを繰り返すことになります。こちらの場合は2交替制とは反対に労働時間が短くなるので、21日周期に一度、日勤(8時30分から17時15分までの勤務)をすることになります。
   
※ 僕の職場の勤務体制を書いています。各本部において、課の名称や出動体制には違いがあります。各消防本部のホームページを参照して下さい。

以上がおおまかな消防の採用から勤務体制についてのお話となります。今後は消防隊や救助・救急隊の仕事の話、119番通報時の注意点など、一般の方のためになるような話を書いていきたいと考えています。一般の方の消防への理解が増えて欲しい、いざという時に少しでも役に立つような情報を発信していきたいと考えていますので、是非ご一読よろしくお願いします。
また、質問などありましたら、気軽に質問してください。答えられる範囲で答えたいと思います。

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