ADHD(注意欠如・多動性障害)について
こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
今日はADHDの基本をお話ししようと思います。
ADHDは「注意欠如・多動性障害」という発達障害です。
よく知られている特性としては、
・落ち着きがない
・物忘れが多い
・よく考えずに行動してしまう
などがありADHDは主に行動面での特性が挙げられています。
①多動性
・身体ー状況関係なく動き回る
→動いていないと落ち着かない、無意識に体が動いてしまう
・口ーおしゃべりを自分でコントロールできない
②不注意
・一定時間ひとつのことに集中するのが難しく、集中力が持続しない
→感覚過敏から集中困難が生じる場合もある
・外からの刺激で気がそれてしまう
・忘れ物や物をなくすことが多い
・興味関心の範囲が狭く、自分の好きなことを考えている時間が多いため、
上の空でいるように見える
・細かいところまで注意を払わない
(ex)文章を書いていて文字が抜けてしまう、単純な計算ミスなど
③衝動性
・考える前に行動してしまう
→自分の感情や発言、行動にブレーキがかけられないため
周囲からみると突然の行為にみえてしまう
(ex)気になったものは触らずにはいられない、知っていることを
言わなければ気が済まないなど
・順番を待つのが難しい
・優先順位をつけられない
これがADHDの発達特性です。
これらは周囲の人から理解されにくいところがありますよね。
しかしこれも脳からの正しい指示で動いているため、
「じっとしていなさい」と言われることがつらく感じたり、自分で抑えることができず、本人も辛い思いをしていると思うのです。
またADHDの二次的な問題として症状が環境に影響されやすいことが
あります。
特性によって注意をされることで自尊心が傷付いてしまったり、
自分自身に自信がなく自己評価が低くなることで、鬱や非行、
不登校に繋がる可能性があると言われています。
私の職場にもADHDの診断を受けている子がいます。
その子は人が話しているときに構わず話してしまったり
集中力が続かないなどがあり、療育に通っていて
自分をコントロールする練習をしていて少しずつですが
変化が見られています。
普段の生活の中でも声のかけ方、関わり方を考えながら
支援を行っていますし、保護者の方にも共有を図るようにしています。
私はADHDの特性、脳からは正しい指示をもらっていても
周りの環境にはそぐわない行動というこの矛盾する感覚が
その子にとっては本当にしんどいものなのではないかなと
感じています。
また保護者の方も同じ辛さがあるのではないでしょうか。
そんなしんどさを少しでも軽くできるよう
お家で少しでもできることを共有したいと思います。
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