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辛酸 ~今後の刊行予定など~


はじめに

皆様はじめまして。作家味(無果汁)の有象利路と申します。この度はこの……味がないことがむしろ味であるとか言い出しそうな意識バカ高系ツールことnoteにて、数ヶ月ぶりに記事を作ってみることにしました。

前回更新からあまり間を待たずに記事を作ることになりました。
二ヶ月でも早い方
ということは……何かしら皆様にご報告差し上げることがある、というわけですね。実に分かりやすいじゃないの。

年の瀬も差し迫っており、本記事をもってして2023年度の私こと有象利路が綴る最後の文章とさせて頂きます。
唐突ですが皆様におかれましては、今年は果たしてどのような一年だったでしょうか?

私はまあ……ぼちぼちって感じです。本は一冊しか出せなかったので、作家としてはもう完全に死にかけですが、逆に考えると一冊でも出せればギリギリ首の皮一枚繋がってはいるので、死にかけでも死んでないと考えればようやったんじゃないっすか?(無駄長文)
一応毎年最低一冊は何かしら商業で作品を出させて頂いているので、『ラノベ作家はデビュー後3年以内に90%が消える』とか何かそういう系のTwitter(現X)で中途半端に伸びそうな弱者作家叩きツイート(現ポスト)を鑑みると、中々にしぶといやっちゃな……と自分では思っています。

まずもって私は別に売れっ子でも何でもないので、なんだかんだ本を出させてくれる意味がよく分からないのですが、まあ人生は運ってことですね。
よって本年度の私の運を表すなら『中吉』ってところでしょう……。

つきましては、この記事ではどのへんが中吉だったのかを振り返りつつ、来年の私についてある程度説明出来ればと思います。

小説について

前回の記事でも紹介しましたが、2023年10月に刊行した本年度唯一の有象の商業小説である『組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い』の続刊が決定しました~~~~!!!!

…………。

……。



続きはないんじゃないの?????????????????????



という自分の数少なすぎるファンの方々の声が聞こえるようなので、では何故続刊が決定したのかと申しますと――

売れ行き好調だったからという商業的理由です(最低)

こういうのがあるから、迂闊に『一巻完結です!』とも『続刊あります!』とも言いづらいんですよね……。
とはいえ出るかも?というものが出ないよりかは、出ないものがやっぱ出る方が嬉しい気がするので、基本的に私は今後も一巻完結で終わる小説を作り続けていく所存です。

本作『組織の宿敵(以下略)』についても、私はガチのマジで続刊を作る気はなく、それはもう本作が売れようが売れまいが書く前から担当である阿南編集長銀河系大帝陛下と田端編集員にも伝えていたのですが、何故翻意したかというと…

狼士と律花の馴れ初めが本編でカットされているので減点

みたいな感想を多く見かけてアッタマきた…思うところがあったからです。
元々私はあまりエゴサしないですし、エゴサした上で拝見した感想についても『作品に対してどういう感情を持つかは読者だけの自由である』と思うので、そこで何を言われようと別に構わないのですが、一方で読者の生の声というのは(商業でやるなら)今後の己の方針や指針にある程度反映させるべきとも思っています。
何を言われても構わないというのは、別に是非ボロクソ言ってくれってわけではなく、ボロクソ言われない為に出来る限り最大限好評を頂けるよう努力しなければならない、という作家自身への戒めであります。

そういう意味で、今回も(手前味噌ながら私はあまり自著に対して悪評を見たことが少ない)基本的にはご好評頂けたのですが、同じような意見が多く見られたということはそこが改善点であることが多いので、『狼士と律花の馴れ初めはどうにかしなければ』と私も強く思うようになりました。
なので売れなければカクヨ村かどっかで趣味で晒すか~と考えてたのですが、幸いにして『売れ行きええし続刊やれや(半ギレ)』という編集長のありがたい圧力がありましたので、掌を返して二巻を作ることにしました。

一応刊行予定としては2024年度以内を目指しています。
もっと言うなら24年初夏までには出したいですが、2023年12月下旬現在、まだ本編はほぼ何も書いてないので、果たしてどうなるのでしょうか……。

『皆様の応援のおかげで二巻出ます~! ○月に~!!』という告知パターンは基本的に続刊が元々決まっているアレ(=告知時点でもう二巻の原稿に着手している)なので、読者の皆様的には薄ら笑いしながら受け止めて欲しいのですが、私の場合は11月下旬の打ち合わせで本決まりした(=その日からプロットとかを作らなければならない)ので、予定は未定です……。
後述しますが現在の私はちょっとだけ忙しくなってしまったので、今まで通りサクっと小説を書き上げられるのかは自信がないというのもあります。

とはいえ書く内容は元々決まっていましたし、誰が何と言おうと二巻では『狼士と律花の再会~付き合うまで』を全編通して書く、即ち一巻から見て六年前の過去編をやります。
そのイントロダクションとなるのがこちら!!!

ちゃんと過去律花を自分で描きました(誰だよってなる

これも一巻執筆前の段階で担当には告げていたのですが、二人の再会は一切ドラマチックなものではなく、なんと合コンです。
『それってどうなの?』と当時の陛下には若干苦言を呈されたのですが、まあ一周回って有象という作家は基本こういう作風だからガタガタ抜かすなって考える方がいいんじゃないですか(他人事)

あくまで自分の中では一巻の補完となる二巻という位置付けであり、一巻よりも先の時系列の話は二巻の中でほとんどやる気はないです。
つまり過去編ほぼオンリーとなり、一巻で出た部長、生駒さん、健剛、にゃん吉辺りが六年前だと面識がないor居ないor産まれてないなどの理由で使えないので、そのへんの埋め合わせをどうしようかなと――


……義兄……


……!!
せや、義兄がおるやないの!!!!!!!!!!!!!!!!

っつーわけで義兄の出番を増やす方向で考えています(ネタバレ)
まあ六年前だと義兄じゃなくて知り合いの兄貴でしかないのですが……。
オレの書きたいモン書かせろやというのが私の本音なので、二巻を書くモチベーションの九割は義兄こと虎地兄貴でギャグコメディを作ることです。
どうせこの記事もしれっとチェックしている阿南編集長大帝猊下達におかれましてはガタガタ抜かさないようよろしくお願い申し上げます……。

二巻のコンセプトは上述のように前巻の補完、あるいは真の意味での一巻、その上で前巻を読んだ方が楽しめるもの、を念頭に置いて作っています。
毎回『これが遺作』という気持ちで書いていることに変わりはないので、一巻と代わり映えしないものではなく、またちょっとだけ違った味わいを持ちつつも、ベースは『てきあまという略称を誰も使ってくれない)』なんだなということが分かって頂けるよう技巧を凝らしていく予定です。
まあ要するに二巻も面白い(よう頑張る)ので、引き続き皆様には応援して頂ければと存じます。

とりあえず……初稿を頑張って作ろう……。
年末年始の時間を使って……。

マンガについて

まだ何か言うことあんのかよ……。もういいよ……。
と思われそうですが、中吉なのでまだあります。これが最後です。

前の前くらいの記事で触れたように、今年の夏にスクエニさんの方でマンガの読み切りの原作を一つ担当させて頂きました。
それがなんと――

マンガUPという糞みてェなアプリ内で連載化しました~~~!!
めでてえ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!

…………。

……。

ほんとにそうか?(冷静)
まあめでたいのでしょう……。

えー、年末年始に三話くらいまでほぼ毎日更新しつつ、以降(1月中旬ぐらい)は隔週で木曜日に掲載となります。
アプリ内でのポイントを毎日チマチマ貯めれば基本無料で読めますので、暇な方は目を通して頂ければ幸いです。
読み切りとほぼ変わらない一話での空気感はそのままに、登場人物全員おバカなラブコメ風ギャグコメディ(スクエニ的にはギャグコメディ風ラブコメ)の話が続いていく予定です。

最低でも紙の単行本で二巻までは出させてくれるというスクエニはんの有情があるので、どんだけ早く打ち切りが決まっても来夏までは続きます。
打ち切りについてはアプリ内での人気だったりコミックスの売上で決まるので、またその時が来たら通知致しますね……。

一応今日までの経緯としては、読み切り版がめちゃくちゃ好評だった(らしい)ので、読み切り掲載後二週間ぐらいで連載がほぼ決まりました。
なので実際のところ、私は夏から今に至るまでずーっと本作の脚本を考える仕事に追われております。さっき小説を書き上げられるのか分からんと言った理由はこれです。

正直マンガの連載なんて初めてやるので、未だに勝手もよく分かっておらず、至らないところばかりであることを痛感する毎日です。
とはいえあくまで私は原作……というよりかは、文字脚本だけを作る脚本、もしくは原案レベルの手伝いしかしていないので、正直この作品を私の作品であると言うことは憚られるのですが。。。
あくまで本作はあおば先生の作品であり、その一助として自分がちょっと噛んでいるという認識を皆様に持って頂ければと……。

おいおいどうした? 何か歯に物が挟まったような言い方だな??
てめぇスクエニとなんかあったのか??


……。


よし次!!!

おわりに(来年の抱負)


ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

……わけではないですが、自分がやらかさなければ『組(略)』と『童貞勇者』の単行本が一冊ずつ出ると思うので、じゃあ他に何かもう一冊ぐらい出せたらええのう、とぼんやり考えています。
ぼんやり考えている時点で期待薄なのは明らかですね(名推理)

まあ、去年の今頃も翌年どうなるかなんてあまり分かってなかったですし、ましてやマンガの連載を担当するなんて……いや……ぶっちゃけ若干予感はありましたが、ともかくこの先何が起こるかなんて分からないのが人生です。
そもそも健康で毎日過ごせるかどうかすら怪しいので、ある日突然死なないように祈る方が重要だとすら思います。
なので来年の抱負は『生きる』とさせて頂きます(戦国)

お陰様で皆様へは二つご報告差し上げることが出来たものの、あまり成功と言える報告ではない……が、それでも前向きではあるので中吉と判断した次第でした。
むしろここからが本番ではないでしょうか。いつか『今年は吉or大吉だった!!』と胸を張って言えるような年度に出来ればいいのですが。

人生は運ですが、その運のクオリティを上げることだけは努力である程度可能となっています。大凶なら凶に、吉なら大吉に、一つ上ぐらいは努力で狙えるのが人生の良いところではないでしょうか。
もちろんその逆、凶が大凶に、大吉が吉になることも大いにあるので、やっぱり運は運なんですけどね。
良いことも悪いことも全部『運』で片付けて、来年もなるべく自分を責めないように小狡く生きていこうと思います(屑)


最後に、本年度も私をご贔屓くださりありがとうございました。
何が? と思うかもしれませんが、この記事をここまで読んだ時点で多分私に関心がある方だと思うので、それだけで嬉しいってことです。
来年も皆様のご期待に沿えられるような物語を生み出し続けていきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。



あっ 次回更新は半年以上先になります(ガチ)

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