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生存報告(没後)

はじめに


背景
皆様はじめまして。シェフの作家風パスタの有象利路と申します。
この度はこの……運営側のやる気がさほどでもないということがUIからハッキリと伝わってくる一家離散ツールことnoteにて、およそ数年ぶりに記事を作ってみることにしました。

てか久々に触るとUI変わってますね。微妙に。ちょっとだけ。
条件次第ではエンターだけで改行出来るようになっている!
寿司屋に弟子入りして5年経ったらようやくネタに触れるようになったくらいの進歩ではないですか!

バカじゃねえの(笑)

まあ出囃子となるnoteディスりはこのくらいにしておきましょう。
そもそも条件次第ではエンター改行可能ってアホか

え?何でこんなに長らく記事更新しなかったのかって?

そら……

お前……


敬具(糸冬)

生きとったんかワレ!

いきなりですが――

言うほどえっちな漫画ではありませんので保護者の方もご安心ください


こちらのマンガUP!さんにて、読み切り漫画原作を担当しました。
(アプリ入れないと読めませんので画像リンク先は公式HPです)
                       クソ仕様ですね
タイトルは『童貞勇者は仲良くシたい』と言います。
通称『童貞勇者』なので、本記事でもその略称で呼称していきます。

作画はあおば。先生、原作(脚本)は私となっております。
ジャンル的にはファンタジーギャグ+ラブコメって感じです。
内容的にはタイトル通り童貞の勇者が仲間とどうにかこうにかヤろうとするという不届き千万なものです。全年齢対象です 念の為。

是非ご一読頂き、応援して頂ければこの上なく幸せです。
皆様からの反応がよかったら連載になるらしいゾ
何卒よろしくお願いします。とっても面白いので!

えー、本当にいきなりすぎる上に読み切り故に事前掲載予告もほぼなしなので、困惑される方もいらっしゃるでしょう。そうでもない? そう……。
実際ここんとこ何もやってなかった……っていうとまあやってないようなものではありましたが、去年からずっとこちらの読み切り制作に関わっておりました。
具体的にはひたすらボツを食らっていました。地獄だった……。

というわけで読み切りの内容紹介はせずに(なんでや)、簡単にどうしてこうなったのか? というのを皆様にお話しようかと思います。

どういうことやワレ!

なんせ自分は漫画を作った経験がなく、コミカライズ経験もないので本当に素人以下でしかないゴミクズなのですが、そんなゴミクズにわざわざ「漫画原作をやらないか?」と声を掛けた真のゴミクズこいつです。
(もう既にこいつ呼ばわりする関係性が構築されたことをアピールする乙女心構文)

マンガUP!さんは㈱スクウェア・エニックスさんがバックにおり(ケツモチ的表現)、従ってこいつ……スクエニ編集の森嶌氏が今回の漫画制作における私の担当編集となっております。
私は角の電さん以外と仕事をしたことがなかったので、他社の担当編集というものがどういうものなのかはよく分かっていなかったのですが、


編集者は基本的にイカれている


という知見を得ることが出来ました。具体的な話は機会があれば……。
私に関わって下さったあらゆる担当編集の方々にはこの場を借りてお礼と中指をお立て申し上げます……。

声を掛けてきた、ということから、今回のお仕事については私の方から売り込みに行ったわけではなく(そんなこと出来るバイタリティはないです)、森嶌さんの方から企画を持ち掛けて下さりました。
最初は「あ~こっからツボとか買わせるんやな? 通報の準備や!」と、警視庁サイバー犯罪相談窓口のHPを開いた上で身構えていましたが(創作者を狙った詐欺に注意)、調べたらどうにも本物の編集っぽかったので連絡を取り合いました。
これが大体去年の11月くらいの話だったと思います。

声を掛けてきただけあって、森嶌さんは私のことをある程度調べており、「サキュニ―と賢勇者シコルスキでめっちゃ笑ったワ! オメェのギャグセンスに惚れたワ!」だの「普段の糞マソガ投稿も見てるワ!」だの「noteも拝見した上で理知的にギャグを作っとる姿勢に感服したワ!」だの、まあとにかく無知な猿は色々褒めそやしたれや攻撃がありました。

まあ絆されたんですけど……。(チョロQ)

一応私は作家風なので、これまでの著作についてすぐに調べがつくのは当然なのですが、このnoteまで見られているのは想定外でした。
まあ逆に言うとそこまでちゃんと自分を見ているような変z……真面目な人間ならば一緒に仕事をしてもいいのではないかとも思いました。
というわけで割と軽々しく「いいっすよ!」と承ったわけです。

何やワレ!

いきなりですが、小説執筆と漫画原作の違いについてここに記します。

使える文字数の差

以上です(ゴミクズ総まとめ)

一応上では漫画なんて作ったことねえわみたいなことを書いていましたが、私は遊びで糞マソガをここ一年くらい時折描いているので、まあラノベ作家風味としてはそれなりに漫画原作への適性はあるのではないかと自負しておりましたが、その鼻っ柱を叩き折った上でミキサーに掛けて小麦粉と混ぜて練って焼いて盛り付けてゴミ箱へ捨てるぐらいには己の実力不足を痛感しました。

とにかく感覚が違う!!!!!

小説って簡単なんやな……と思いました。(これはこれで怒られそう)
アウトプットする時にそこまで思考をセーブしなくていいので。
あ、今更ですが今回の原作に関して、私はあくまで文字だけの脚本で関わっております。ネームは描けなくもないですが、遅筆な上にヘッタクソでとてもお金を払わせるようなものではないので妥当だと思います。
(いずれは描いてみたいですが才能的に無理でしょうね……)
まあ内容説明する時とか補足とかの際に簡単に絵を描いて送ってはいますが、そういう補助的な使い方が出来るだけでも遊びで絵を描く練習してよかったとは思いました。余談ですけど。

話を戻しますが漫画は画面上における絵の力が9割ぐらいを占めるので、小説の感覚でキャラクターのセリフを書き出すとどうしても冗長になり、何かもう終盤のDEATH NOTE並にセリフ量が増えてしまうわけですね。
でも面白いからデスノって神だわ
あとはコマ割りのこととかページの見開きのこととか考えたら、少なくとも自分本位で作れるものではないな……と思いました。
(小説は改めてほぼ100%自分本位で書いてることに気付く)


そもそも俺ァギャグがそんなに得意じゃねェんだ!!!
(※最初はギャグ漫画作ろうって話でした でも何故か路線変更


ギャグなんて小説で書くのも一苦労するのに、それを漫画原作にするとなるとかなり厳しいっていうか、己の持っている技術とか知識とかを総動員しないと到底出来ないものでした。
未だにラノベ業界はギャグが流行らない辺りに一つの答えがあるぜ……。

というわけで自分的には物凄く謙虚に、森嶌さんの言うことには10割YESって言うようにして作っています。
いや嘘 7~8割くらいYES

ざっくりした制作の流れは企画~脚本制作、脚本制作~ネーム制作、ネーム調整~作画って感じなのですが、私が大きく関わるのは脚本制作までなので、そこに至るまで幾度も心が折れそうになりました。
まあ普通はそのくらいダメ出しだったり練り直しするのが創作物の制作だと思うので、逆に大体何やっても「ああそう……じゃあもうそれでいいよ」で終わる電さんが異常だったことに気付くのですが、これはまた別の話……。

とにかく最初はその脚本への適応に時間が掛かりました。
読み切りの脚本は大体文字数1万字も行かない(セリフとト書き含む)のですが、小説なら1万字なんて本気出せば一時間ちょっとで埋められるのに、脚本となると数日~数週間かかるので、如何に己が不慣れなのかがハッキリと自覚出来ました。
しかし金銭での契約を交わして引き受けた以上はちゃんとしたものを作るのがプロっていうか社会人として当然の礼儀なので、自分なりに改めて研究したり練習したりしつつ、今現在は聖ルドルフの金田一郎くんぐらいには成長出来たかなと思います。まだまだだね

どこのモンやワレ!

唐突ですが私はイラストレーターの方、漫画家の方、アニメーターの方を深く尊敬しております
今回のお仕事は漫画家の方、つまりあおば。先生にかなりお世話になりました。いやもう本当に言葉に尽くしがたい感謝ですね……言語化するのが己の仕事なのにもはや何も言えないです(本末転倒)

というのも脚本が完成したあとはネーム調整を編集・作画の両名で行うのですが(邪魔な原作は放置)そこでの調整が結構バッサリ……つまり現在公開されている完成版に近い内容になります。
(※細かい調整は私も参加した上で行いますがほんと微調整なので省略)
逆に言うと自分の脚本というのはもっとネッチョリしていた(前述の通り小説感覚が抜け切っていなかった)ので、そこでもかなり勉強になりました。
っていうかお二人には本当にご迷惑をおかけしたと思います。
素人だから許してほちぃ

私は小説を書くにしろ何するにしろ、大体完成品の1.5倍分ぐらいネタを予め考えた上で取り組むのですが、それが悪い方向に作用しているのが見て取れたので、”色々考えるのも考えものである”と思いました(哲学的)


さて、ここからは漫画の内容の話がちょっとだけ入ってくるので、出来れば漫画の方を読んでから読み進めて欲しいのですが、

キャラクターがかわいい

と最初にネームを頂いた際に思いました。
何か作品を出す度にこれを言っている気がする……。

賢勇者を作った時もかれい先生の絵がつくまで私はサヨナのことを「AV落ち寸前のグラドル」という認識でしたし、サキュニ―を作った時も猫屋敷先生の絵がつくまでイン子を「売れない女芸人」という認識でした。
でも今もこの二人は同じ認識だわ
つまり普通に『ヒロインとして可愛くない』、いわんやこういうサブカルチャー的創作においては致命的な弱点だったのですが、今回の童貞勇者に関してもサリサ、ナコティ、ガル子with勇者で「コント集団」という認識だったのですね。

だってギャグ作れって言われたらそうなるやんか!!!!!
悪ィのは森嶌だろうが!!!!!!!


と責任転嫁したいのですが、やっぱ普通に「ヒロインが可愛くない」は今回も(小説でも漫画脚本でも)担当から言われてしまったので、伝家の宝刀である「いや絵に起こせば意外と可愛く見えるから」というイン子の時にも使ったカウンター必殺技を使いました。
結果としてはご覧の通り、まるで全員ラブコメのヒロインのように可愛らしく描いて頂いたので、私としてはあおば。先生のおかげで命拾いした形になります。脚本段階で可愛く書いとけは禁句

ちなみに私はナコティがお気に入りです。みんな気に入ってますが特に。
『丁寧口調な割に意外とツッコミが鋭い女』として書いています。
種族はなんと淫魔!!(※本編未出)

他3人のキャラデザはあおば。先生の方に公開をお願いしてください無断転載

淫魔故に頭部のぽっこりした部分は耳ではなく角です。
(耳っぽく見えてかわいい)
ちなみに本作は勇者だけ人間で他3人は人間じゃないという設定なのですが、某森嶌とかいうヤツのせいでナコティ含む全員が最初は人間としてデザインされてしまいました(超伝達ミス)
あおば。先生には二度手間を掛けさせてしまいましたが……まあこれについては全て森嶌とかいうヤツが悪いですね。反省しろ(全ギレ)

えー、なのであらゆる意味で今回の童貞勇者はほぼあおば。先生の作品であり、何かもう自分の作品と言うのは憚られるレベルなのですが、セリフだけは一生懸命考えたので少しでも皆様に楽しんで頂ければ幸いです。
(貢献具合は9:1で1側が原作だと思います)

往生せえやワレ!

さて、一応私の実績として漫画原作のお仕事をしたことになります。
つまり――





これでワイも漫画原作者を名乗れるでェ~~~~~~!!!!!!!!





いえ絶対名乗りません(鋼の意志)

これはもう信念というか意地というか妄執というか、今回の貢献具合からも痛感したように、ネームすら描けないような迷惑ばっか掛ける片手落ち三流脚本原作者は漫画原作者を名乗るべきではないと考えているからです。
文字だけってホント楽してるよ……。苦労しているのは作画の方なんだからもうちょっと謙虚にいかなきゃダメだよね……。

何より今ここで思い上がって己の立ち位置に漫画原作者を加えてしまうと、きっと私は成長を止めてしまうので、戒めるという意味合いでも私は今後も『作家風』とか『作家未満』とか、そういうレベルを自称していきます。
果たして己のことを『作家』かつ『漫画原作者』と名乗れる日は来るのか?
常々努力していかないといけませんね。


というわけで引き続き漫画原作のお仕事お待ちしております(台無し)


筆は速いですので

おわりに

色々意識高いことを語ったけどよぉ、ところでテメェ本業の小説についてはどうなんだ???






…………。






……。









ワレェ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
                          俺が聞きてェわ







今回は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回更新は数年後です(五輪開催)


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