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探究学習の更なる充実に向けて

こんにちは。本日はどうしたら探究学習が充実していくかを考えたいと思います。
2022年度から「総合的な探究の時間」が始まり、2年半が経過して、色々な形の探究学習が増えてきました。

例えば、丸一日を探究する日(クロスカリキュラム)として、展開している学校もあります。

また、渋谷区の公立小中は探究の時間の大幅に増やしました。

このように、充実した流れが出来ているのは事実です。
これを更に充実させるにはどうすればよいのか…

教科との連携

渋谷区の記事にもありますが、探究の時間を増やすとなると必ずと言っていいほど言われるのが、「学力は大丈夫?」という声です。
探究していて学力が伸びないとすれば、「探究することはサボっている」ということになってしまうということでしょうか…?
そんなことはないと思っていますが、そのような風潮があるのは事実なのでそのような声にも対応する必要があるかと思います。
そして、興味あることが少しでも浮かんでくれば、調べていくうちに、詰まることも出てくるかと思います。
その時に教科の知識、考え方が必要になってくるケースが多いはずです。
要するに、学力の三要素を往還している状態になることが探究の役目であるともいえるかと思います。

外部との連携

学校のリソースだけで、探究が出来ることは少ないと思います。探究の考え方ぐらいはできるかもしれませんが、それを実践となるとなかなか難しいし、どうしても調べてお終いという形にならざるを得ないと思われます。
教育現場が信頼できる方、企業、団体と手を組むことはとても大事なことだと思います。
ただ、外部との連携は教育現場の方にはとても負担かもしれません。
負担にならないようにするためには、普段からコミュニケーションをとれる関係性、学校が明確なビジョンを出して、何をして欲しいかを明確化することが大事だと思います。

学年の連携

学年違えば、違う学校…みたいなケースをよく耳にします。
これがいいのがどうかは一回片隅に置いて…探究をするからには、学年の連携はもっとした方がいいと思います。
もちろん、授業コマの問題もあるかと思いますが、学年を超えた合同授業など出来ればより良いものになっていくのでは思います。
一番は、教員の方々にとっても、上の学年では、下の学年ではこんなことをしているということが授業を通じて共有できる点が大きいのではないかと思います。
文化祭など上の学年を見て入学する生徒も多いと思います。
生徒目線に立った時には、上級学年を見て憧れ、楽しそう、などポジティブな面が少なからずあるかと思います。

重要なのは、探究学習を探究学習だけで終わらせてしまうことはとてももったいないと思います。
色々な連携がより探究学習を発展させていくのでは…そんなことを思いつつ終わらせたいと思います。

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