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佐原耕太郎
2023年10月20日 17:52
加瀬俊一文藝春秋刊 著者の加瀬俊一は、元外交官でドイツ大使館に勤務した経験があり、第一次世界大戦からナチス政権誕生までのドイツを中心に、著者自身の目で見た当時の生々しい出来事を詳細にわたって書き留めている。著者はヒンデンブルク元帥やヒトラー総統などとも面会している。 1914年6月末のサラエボの悲劇――オーストリア・ハンガリー国の皇太子夫妻がセルビアの青年によって暗殺された――が導火