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命を吹き込む前段階

登場人物の名前、どのタイミングでつけていますか?

私はプロットを組み立てる段階で仮称をつけて、音や字面の被りがなければそのまま決定にしています。
「主人公はお城へ行き、そこで王子様と出会う。王子様は主人公が落とした靴を拾い、彼女を探す決意をする」みたいなことを書くのが私のプロットなのですが、ここで延々と「主人公」や「王子様」や「騎士」などの通称が続くと、テンションが落ちる気がするのです(プロットと距離を置く、という点では、仮称で書き切るのは有効だと思います)。
なので、その段階でぱっと思いついた名前をつけてしまいます。

どんな名前をつけるかというと、だいたい世界観に合わせるか、登場人物の格に合わせたものにしています。

そんな感じなのであんまり実在する名前は使わず、創作した名前をつけることが多いです。
先ほどとは逆で、読んでいて引っかかってしまったり、世界観を作る一方でモデルとなった国にはない音を使って違和感を覚えさせてしまう可能性があるのですが、オリジナリティや雰囲気は出ます。
あと好きな音で可愛い・かっこいい名前をつけるって楽しいです。王女っぽい名前、騎士っぽい名前、普段からストックしていませんか。私はしています。

全員がそういうきらきらした名前だと物語がごたついて見えるので、そのときは登場人物の格に合わせてきらきら度を調整します。
主人公やメインになる登場人物は最上級、そのお付きやサポートしてくれる人たちは中級程度、その他モブと言われる人たちは抑えめの名前にすると、ぱっと見た感じ「おっ華やかな名前だな。この子が主人公だな」とか「堅そうな名前。きっとかっこいい性格のヒーローなんだろうなあ」と想像させやすくなる……と思うんですよ!
創作した名前はおおよそ響きで決めます。「ディ」とか「ヴィ」とかラ行の音とか。「アル」「エル」の音も頻繁に使ってしまうな……と思っているので、敢えてその音を外した響きのいい名前をつけることもあります。

創作上のライフハックとしては、登場人物の名前は、モブに至るまで決めておいた方があとで困らずに済みます。
門番の兵士はジョンとロニだとか、パーティーに出席している貴族はハルティア公爵ヴァイン・イリス夫妻だとかキースボート侯爵オーランドー・ティティス兄妹だとか。
最初に一覧表にして決めておくと名前の響き、字面被りが防げます。

いや結構印象が被ってるって書いている間はわからないものなんですよ。横に並べて「あっ印象が似てるな!?」ってなることが何度あったか。
いや本当にいつも申し訳ございません。


今日の進捗。
・書き物(2.5hくらい。FGOの更新が来てしまったので……)
・note更新
・note下書き(来週分)
・明日の予定立てた

今日嬉しかったこと。
・「締め切りが!」と言ったら残業時間が少なくて済んだ。
・外仕事で、そこそこ戦力になってきていると実感できた。頼りにされているのは素直に嬉しいことだ。
・いまやっているプロット……もしかして結構面白いのでは? と思った。

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