見出し画像

プロット作業の備忘録(※おすすめするわけではありません)

カクヨムと小説家になろうに掲載している「GRAYHEATHIA」の更新の日付を見て、「うわっ」と思ってしまいました。

これはカクヨム版。

もう一年近く更新していないことになります。正確には四月で一年です。
こんなはずでは……と思いながらも今日も微々たる文量ですが書いています。残り三分の一といったところでしょうか。

さて、私は「完結してから連載する」タイプの物書きです。
ずっと以前は連載しながら書いていたんですが、数年経つうちに「向いてないな」と気付いて、最後まで書いてから掲載する方に転身しました。書ききれるか本当に終わるかのギリギリ感が私には無理でした。あとそういう苦しみが長期的に続くのも性格的にだめでした。飽き性で短気だから……。
ばっと一気に書いて、掲載に持っていく。私はこちらの方が向いていて、事前準備で密なプロットを立ててから書く方が楽です。

なおこのプロットの書き方もめちゃくちゃ試行錯誤しました。
・ポイントとなる部分だけを書き出しているもの。
・何が起こるか章立てで書いてあるだけのもの。
・会話文込みで綿密に下書きするもの。
・ポイント、大事な会話、伏線等書き込みつつ短めにまとめたもの。
・プロット立てない。
これ全部やりました。
そしてわかりました。作品のタイプやそのときの精神状況、書き手の性格によって、最適な作業方法はその都度変わります。

先述したように私は飽き性で短気なので、密に書くと「この話もう知ってる」と思ってしまって、書くことがただの作業になって楽しくなくなります。その分かなり冗長になったりくどくなったりする。変化をつけようとぐだぐだしてしまう様子。
かと言って、プロットを立てないと色々落としたり、どこかで止まったりする。けれどめちゃくちゃ思考がその作品に寄っていてテンションが高ければ、最後まで一気に書ききれる、とか。

そしてこうした状況下でまた別の状況に陥ることもあります。
いわゆる「キャラが勝手に動く」です。
プロットを立てようが立てまいが、登場人物がぽろっと台詞を零したりおかしな行動に出たりすると、指導室に呼び出して「いまなんでそうした?」と聞き出す作業が始まるのです。だいたい意味がある行動だと思われ、おおむねそれを生かす方向に舵を切るため、プロットの修正(あるいは思考の修正)を行います。
これも作品と書き手の性格によるので、いつ発生するかわからない突発イベントみたいなものだと思います。

私はまだ未熟なので、作品と自分の精神状況がどこにあって、どの方法を取ればクォリティの高い原稿に仕上げられるのかまだ全然わかっていません。最近は突発短編でもない限り同じ方法を取るので比較的安定しているように思うのですが、ものによっては書いていて進まないこともあるのでほぼ博打です。同じプロットの立て方をしても、私の精神状況は常に変化、環境も一定でなく(そもそも天気や気温からして影響する)、一気に仕上げられるときもあればそうでないときもある。その作品がシリアスであれば上手くいくわけでなく、コメディであってもハイテンションで書けるとは限らない。
博打ですね。賭けですね。
でもそれがちょっと……楽しいなって……思うときの方が多くて……(小声)

こういう、自分でコントロールできない状況を楽しむことができるのか。
それもその日や時期によるのでなんとも言えないのですが、楽しいと思ってしまうからこそ小説家(の卵)をやっているのだと思います。

楽しいって言わないとやってらんねえな! と思うのもちょっとありますね!

いろんな方法や、たくさんの見方があります。
何か一つ、生活習慣を変えるだけでもひらめきがあったり止まっていた原稿が進んだりしますので、書く手が止まっている方にこそこれまでやってこなかった方法を試してみることをおすすめします。

おすすめなんて偉そうなことを言えるのはだいぶと……失敗しているからです……はい申し訳ございません……。

今日の進捗。
・書き物作業(2h)
・ネタ出し
・note更新
・事務作業

今日嬉しかったこと。
・一年前と比べてめちゃくちゃ仕事ができるようになっているのを実感できた。
・休憩中に飲んだアイスココアが、自販機らしい甘さで嬉しかった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?