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「XQR」(クロスQR)について

前回の投稿で2023年の経営方針を発表したと書きました。(前回の投稿はこちらから)その投稿から早3か月…。時間が空いてしまいましたが、経営方針で発表した太平社の新サービス「XQR」についてご紹介します。

新サービスの発表

経営方針の中で、新たなサービスの「XQR(クロスQR)」を導入し販売を促進していくことを発表しました。

若手社員が考えたロゴ

これまでは、新しいサービスを導入しても正直、上手く販促につなげることができていませんでした…。
そのような反省も含めて思い切って、今回は太平社の中でも若い社員に導入から販促の企画などを任せ取り組みをさせています。もちろん方向性等の確認は行っていますが、彼らなりに一生懸命取り組み、検討することにより、仕組みの導入から、販促チラシの作成、サービス名の決定、そして発売にこぎつけることができました。

「XQR」に込めた想い

新サービス「XQR」とは、いわゆるQRコードを活用したサービスです。
詳しくは、太平社のWEBサイトでご紹介しています!

紙媒体の最大の弱点は、どれだけその媒体を見てもらったかがわからないということだと私は思っています。
例えば、DMやチラシ。送ったは良いがどれだけ反響があったかを知るのは大変な苦労が必要です。物理的に、DMを持参してもらってレスポンス率を測るという手法は前々からあると思いますが、集計したりするのは大変です。しかも大したレスポンス率にしかならない…。
私も前職の百貨店では、お客様にDMを送っていたのでそうした苦労はよくわかります。

XQRのサービスは、DM等の紙媒体にQRコードを印刷し、それを読み取っていただき反響を収集していく。さらには、10種類ほどのちょっとしたギミック(おみくじやガチャガチャなどの抽選機能もあるのでちょっとしたノベルティをプレゼントすることも可能)を入れて読み手のハードルを下げるように工夫もされています。

これにより、QRコードと紙媒体を掛け合わせることで可能性が無限に広がるといった意味をこめて、「クロスQR」と命名。よく考えられたものと感心しました!

社長が決める→社員に考えさせる

太平社は、世の中の大半の中小企業と同様、オーナー企業です。誰のための会社かを考えていくと、お客様に必要とされることはもちろんですが、働いてもらっている社員のための会社でなくてはならないと思っています。これから先のことを考えると若い世代の社員が働きやすい環境や働き甲斐のある環境を作っていくことが必要だと思っています。
その為にも、社員自身が、会社やお客様のことを自分事として考えて、より良いサービスや業務の改善をしていくことが必要になってくると思います。

オーナー企業なので、例えば新しいツールを導入する際は、私がコレと言ったら決まります。しかし、実際に使うのは私ではなく、社員の皆さんです。当然ながら、現場の視点と経営者の視点は違うので方向性を示すことは必要だと思っています。それを理解したうえで、実際に使う社員が自分たちがやろうとしてることが実現できるのか、使い勝手の良いものなのか、効率化を図れるか等様々検討、検証をして答えを出すことが必要だと思います。
でも最後は、私が使ってみて腑に落ちないとだめだなんだと思います。これが最終的に方向性とあっているかの確認になると思います。

若手は頑張っている!

今回のサービスについても、とっかかりは私がセールスを受けたことが発端です。面白そうだと思ったので、導入を前提に機能を検証し訴求計画まで考えるように伝えました。

世間ではよく販促チラシを持参して営業をかけると思いますが、これまで太平社ではあまりそうした活動をしていませんでした…。様々要因はあったのかと思いますが、今回は、WEBサイトなどあらゆる手段を使って訴求するよう指示しました。仕組みの導入し、サービス名やロゴを作り上げるだけでなく、販促チラシも作成しました!

担当になった若手社員は、柔軟な発想で一生懸命取り組みをしてくれています。そこに、企画を担当する部署が自ら協力をして、コラムでの発信など協力をしてくれています。社内の雰囲気も自分たちで考えよくして行こうと前向きになっているように感じます。(コラム記事は下記を参照ください)

行動なしに成果は出ない!

ネーミングやサービスのモノが良くても、お客様に伝わらなければ意味がありません。
やはり最後は、こちらからお客様に直接アピールをすることが必要です。残念ながら、これまでこうした自主的な提案型の営業、販売活動はあまり得意ではありませんでした…。
しかし、これまでも書いてきたように昨年からWEBマーケティングに本格的に取り組みを始めてから、少しづつですがそうした自主的な提案もできるようになりました。行動を起こしたことで、わずかですが成果にもつながりました!
やはり、黙っていてもお客様には伝わらないですし、昔のように、待っていて受注が来る時代は終わったのです。行動を起こさなければ、成果につながらないということを、WEBマーケティングの取り組みで実証できました。

次は営業による販促活動

若い世代が一生懸命考え、販促物を用意し、提案書まで作り上げました…。あとは、営業がしっかりとお客様に伝えることが必要になります。良いサービスもしっかりとお客様に伝わらなければ意味がありません…。

実は、今回のサービスを導入の最終確認の意味も込めて、いくつかの主要なお客様には、年初から簡易版のご案内を作成しアナウンスをしました。実際に私もいくつかのお客様を回ってご紹介をし、反応を確かめました。
お話をしたお客様からは総じて好評で前向きな反応をいただいた感触を持ちました!「よし!これなら行ける!」と思ったのですが…。

まずは、太平社の主力商品である「社内報」を扱っていただいているお客様に提案を始めましたが、なかなか成果までつながりません…。
お客様には提案を行っているようですが、その結果のフィードバックがうまくできていないと感じています。提案をした際のお客様の反応や、どのようなハードルがあるのか…。そうした情報が共有されていない。

昨年の営業活動から生まれた好事例

印刷会社あるあるかもしれないのですが、長く御用聞き営業のスタイルを続けていました。少し前からいわゆる提案営業型にしていかないとと様々見直しを試みてきています。ここ数年では営業体制を見直し、営業が行っていた業務のうち、これは営業の業務か?と思われるものを削減したり、当該業務の部署に振り分けたりして、本来営業がやるべき業務に集中できるようにしてきたつもりです(現在進行中のところもありますが…)
形は作っても実情はまだまだ浸透しきっていないところがあり、それが影響しているのだと思います。

そうした中でも好事例は出ているのです。実際に新規営業活動をしているメンバーからやってみるともっとこういうものがあったらいいのにという声が上がりました。すぐに対応するように指示をしています。
何が言いたいかというと、行動をしてみて初めて分かることがあって、その課題をこうすれば上手くいくというのが自分事として捉えることができたことが大事だと思っています。
やはり、行動なしに成果は出ないということなんです。

販売促進のカギ(PDCAを回すポイント)

今回のXQRの事例も、まずは、お客様に提案をするという第一段階はできているのですが、その次がなかなか上手くいっていない。ご提案した時の状況を確認し、採用されないハードルは何なのか、商品なのか、話し方なのか、提案の内容が問題なのか…。そうしたハードルを下げるためにどうすればよいのかを実際にお客様と話をしてみた人たちで検討することができていない。
そうやっていわゆるPDCAを回していくことができれば成果につながるのだと思います。
これまで、第一段階にすらなかなかいけなかったことを考えると格段によくはなっています!もう一歩踏み出して次のステージに行くようにしていかないと感じています。

好循環を作り上げる

今回導入をした「XQR」。とにかく成果につなげていきたい。
お客様と会話を重ねてハードルを乗り越えて実績につなげていく…。そしてその実績をWEBサイトやコラムなどで紹介する…。それが、次の問い合わせや新規の引き合いにつながっていく…。さらなる改善や、XQRの新たな可能性を引き出していく…。それを実績につなげていく…。こうした好循環を作り上げていきたい。
一昨年あたりから、WEBサイトを刷新したり、情報発信を始めたり、WEBマーケティングを実践したり、いろいろな取り組みをしてきました。そうした様々な取り組みを今後は有機的に連携させて良い好循環を生み出し、成長していければと思っています。

こうした取り組みについては、今後も紹介できればと思っています。

また、この記事をご覧いただき、XQRに興味を持っていただいた方は、是非太平社WEBサイトからお問い合わせをお願いいたします!