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2023年の経営方針を発表しました。
年末のブログにも書いた通り、決算が明けて、数字をまとめて課題を抽出、孤独と闘いながら施策を考えて、毎年2月に行われる弊社の創立記念式典で発表しています。
私が社長になってからは毎年発表するようにしました。最初が2019年2月。今回で5回目になります。
発表に際して想ったこと等を書きたいと思います。

以前の太平社

私が社長になる前は、こうした経営方針は発表していませんでした。それが良いとか悪いとかではなく、考え方の一つとしてそうした選択をしていたのだと理解しています。
しかし、社員からしてみれば、社長は何を考えているのか…どんな方向に向かうのかは当然知りたいことだと思います。できる限りそうした疑問に応えるようにしたいと思って、始めることにしました。

年々ボリューム増加

2019年に始めた当初は30分くらいを想定していましたが、年々スライドの枚数も時間も増え、今回は、スライド100枚、1時間かけて説明をしました。
よく、会社の方向性を全員で共有して同じベクトルでということがあります。少しでも、そうしたようにつながればと思い毎年やることにしています。
私自身、今年1年かけて実行したい項目でもありますし、振り返りをすることによりどこまで実現できたかをレビューすることにも役立ちます。

実行するのは社員の皆さんです!

当然ながら、施策を立案しても実行するのは、私ではなく社員の皆さんです。できる限り、私がどういった考え方で方向性を出しているかを共有して、なるべく同じ方向に進んでいけるように気を配るようにしています。

私自身は、大筋で、この部署は何をやっている、どういう方向に向かおうとしているかというのは理解していますが、実際それぞれの職場で働いている社員の皆さんは、ほかの部門がやっていることについて日頃からわかるわけではないと思います。日常なるべく情報共有をするように心がけ、できるだけ、そうした話題や、キーワードについて触れるようにはしていますが、それでもどんなことをしているかはわからないでしょう。情報量が違うので、それは仕方がないことだと思います。だからこそ1年に一度くらいはきちんと情報共有したいと思っています。

できる限りわかりやすく・・・

今回の説明では、できる限り、各部門やプロジェクトが昨年どのような取り組みを行って、どういった成果を出したかをレビューするようにしました。その結果を受けて、今年どのような課題をもって取り組みをするのかを共有するように心掛けた結果、スライドが100枚になってしまいました。
同じ社内です。なるべく壁を無くし、それぞれの部門が目標に向かって取り組んでいることを理解し、知ることで、コロナ禍で厳しい状況にありますが、最終的に全社の計画を実現できる可能性は高くなると信じてやっています。

太平社の現状

資料のボリューム、説明時間が増えていく要因は、社員の皆さんの頑張りを紹介したいということもありますが、コロナ禍で傷んだ業績の回復を何としても実現したいという想いもあります。
経費削減といった取り組みも行っていますが、限界があります…。なんといっても今の太平社に必要なのは、コロナ前から比べ2割程度落ち込んだ売上を何とか回復基調にもっていくことです。そのためには、新規顧客を開拓し、落ち込んだ受注点数を増加させることが必要になっています。

情報発信の成果

少し、今回の発表の中身を…

昨年から外部の力も借りつつですが、プロジェクトを立ち上げ、本格的にWebサイトを活用して情報発信を実施してきました。
このブログを書き始めたのもその一環です。(Webマーケティングに取り組むきっかけはこちらでも紹介しています)努力をするものの私の発信数はなかなか増加しませんが、社員が取り組んでいるWebサイト上でのコラム記事は、2022年6月から配信をはじめ、現時点では40本に達しています。頑張っていると思います!
また、メルマガも送付を開始し、太平社のことを少しでも知っていただけるように、いわゆるWebマーケティングに地道に取り組みをしています。
当初見込んだところまでは至っていませんが、少しずつWebサイトからの問い合わせも入るようになりました。
こうした活動をやっていないときは、ダイレクトの問い合わせは皆無に等しい状況だったことを考えると目覚ましい成果だと思います。

太平社復活の鍵はWebマーケティング!

今回の経営方針の発表の中でも、この辺りについては詳しく話をしました。
昨年からの取り組みを見ていく中、また、今回の資料をまとめる中でいろいろ考えたところ、今後、太平社が生き残っていくにはこのWebサイトを中心とした活動がカギになると痛感しています。
まだまだ、やるべきことはたくさんあることも、まとめ直すことではっきりとしてきました。

少しずつ前進することが大切

今回の発表で、こうした方針説明を始めたころの資料も少し引用しました。新規拡大をする中の課題を鋭く分析をしていた社員の資料を流用して、当時の課題を整理して紹介していました。
今年の発表の中で、これまで取り組んできた事、今後取り組むべき内容について資料を作っていく中で、当時の課題が解消できつつあると感じたからです。年月を要しましたが、着実に少しずつですが前進をしていると素直に感じることができたので紹介をしました。
全社でこうした取り組みを共有し、そして理解してこうした情報発信を行っているプロジェクトメンバーのやっていることを理解して協力をしていく…
こうした活動を地道にやっていくことで成果につながるのだと感じています。

その他の成果

Webマーケティングのことに少し触れましたが、経営方針ではそれ以外にも営業戦略や生産現場の活動についても、もちろん触れています。
特に、生産現場については、このコラムでも書いたように昨年「ちとせBASE」と命名した新工場を稼働させました。その成果も着実に表れています。(ちとせBASEに関するコラムはこちらをご覧ください)
小出しにしているようですが、そうした内容については改めて書いていくつもりですので期待をしていてください。(なんといってもスライド100枚分ありますので…)

やり切った感?それとも・・・

方針発表を終え、このブログを書いています。数か月に及びいろいろ会社のことを見直し、考えてきました。スライドを作る技術もそうあるわけではないのですが、何とか仕上げました。そして1時間話をしました。
非常にやり切った感があります…。
まだ終わった直後ですが、良かったという反応も頂いています。私がやろうとしていることがわかり、今どういう状況なのかというのがわかったという大変ありがたい反応も頂いています。半面、話が長いというような内容も聞こえてきます…。
様々反応が出るのは悪いことではないと思います。

ここから新たなスタート

大切なことは、発表して終わりではないということでしょう。
当然ながら、2023年の方針です。すでに2月も終わろうとしていますが、今年の実行内容です。当たり前ですが、これから新たなスタートです。
やり切った感を払拭し、自分で立てた実践項目について一つ一つ前に進めていかねばなりません。
ただ、なんとなくですが、これまで以上に今年はできそうな気がしています!
社員の皆さんの頑張りが形になって見えてきているからかもしれませんし、やるべきことが明確になってきたからかもしれません。
実践しながら、コロナで傷んだ業績を回復させ、来年には、私の通信簿として、更なる成果を発表できるようにしたいものです!