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誰でも簡単にマーケティング視点を手に入れられる方法

今回は特にWEB関連の仕事に就いている人であれば1度は聞いたことがあるであろう、「マーケティング視点」について書きます。
なにか意見を述べたり、サービスについて考えたりしているときに「それはマーケ視点ではなんちゃらかんちゃら」とアドバイスをされた人もいるのではないでしょうか。
しかし、マーケティングという概念自体が意味が広く、マーケティング視点と聞いてもはっきりとしたイメージが湧かない方も多いと思います。

そこで、マーケティング視点がどんなものかわからない、なんとか身に付けたいという人でも簡単に身に付けられる方法を紹介します。

1.マーケティング視点を身に付けるメリット

マーケティング視点を身に付けることで今の仕事の質を格段に引き上げることができるようになります。
抽象的ですが、主に以下のようなポイントで活きてくると思います。

1.サービス、商品をうまく魅せる、伝えることができるようになる
2.自分自身や考え方を伝えやすくなる、説得力が上がる
3.考える癖が備わり、ビジネススキルとして活かせる
4.マーケターとしてであれば必須スキルで自分の価値にも直結する

特にマーケターであれば以下のような場面で活きてきます。

1.クリック率、獲得率の高くなる広告訴求を考えられる
2.施策を考える幅が広がる
3.ターゲットを広げることができる
4.配信媒体の選定ができるようになる
5.要因分析ができるようになる

2.そもそもマーケティングとは

マーケティングとは

企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

とあり、いわゆる"売れる仕組み"をどう作るかということを指しています。

マーケティング視点とは前述のマーケティングの視点を持つことになるので、"売れる仕組み"を踏まえた考え方や意見ということになります。
ただこれではふわっとしていて具体的にどうしたら良いかわからないと思います。

3.マーケティング視点を簡単に手に入れる方法

マーケティング視点はマーケティングの”顧客のニーズを解明する”部分を切り取って顧客視点と似た意味合いで使われることが多いです。
厳密には異なりますが、顧客視点を持つことによってマーケティング視点を手に入れる第一歩を踏み出せます。

顧客視点を持つにはペルソナを立てたり、カスタマージャーニーマップを作ったり、市場調査、競合調査、ユーザーインタビュー等色々な方法があります。そう考えると複雑で難しそうですが、誰でも簡単に手に入れる方法があります。

それは非常にシンプルで、

サービスや商品を使う顧客の立場になって考えること

です。これ自体は誰でもできることだと思います。
まず初めは自分が顧客だったらどう感じるか、どんなときにこの商品を買いたくなるのかといったことを考えることです。
そこからだんだんと周りの人だったらどう思うのかを想像していって、出来る限り多くの人または強く共感されるケース・シチュエーションを考えます。
そしてその精度・感覚を高めていくことで有効なマーケティング視点を持つことが出来るようになります。

精度を上げていくには練習しかありませんが、簡単なのは日々の"あるある"を見つけることです。

例えば、中学生くらいのときに付き合っている男女のうち、女子のほうが別の男子に恋愛相談をしていたとします。
その後どうなるかというと、ほぼ確実にその男女は別れて、女子の方は恋愛相談していた男子と付き合います。

みたいな感じです。
もちろん偏見は否めませんし例外はありますが、「わかる」「ありそう」という共感を得られれば充分です。

4.使い道

マーケティング視点≒顧客視点はどんな場面でも使えます。
今回は簡単に2つの例で考えます。

①なにかサービスを考えるとき
顧客視点を考えない場合、自分の強みや特徴等の機能的な視点になります。

自分の持っているもの:車
なんとかしてお金を稼ぐ:車を貸してお金をもらおう
サービス:カーシェア

顧客視点の場合、自分が普段困っていること、こんなものがあればといいなと思うものから考えます。

自分の悩み:車を買いたくない、買えないけど車を使いたい
解決策:車を貸してもらう、別の移動手段を考える
サービス:レンタカー/カーシェア/タクシー/バス

このように、顧客視点を持って考えるかどうかで代替手段を含めて幅が広がります。

②広告の訴求を考えるとき
顧客視点を無視した場合、機能・価格・他社に比べてのメリット等企業側の視点になります。

サービス:レンタカー
サービスの強み:他社より安い、車種が多い
事業として推し出したいのはなにか:車種が多い
広告の訴求:車種が多いから色んな車に乗れる

顧客視点の場合、どんなときにサービスを使いたくなるかを考えます。

サービス:レンタカー
どんなときに使いたくなるか:買い物?キャンプ?デート?
必要性を感じやすいのはどれか:デートが多そう
広告の訴求:ちょっといい車/海辺をドライブ/季節に合わせた小旅行

このように、顧客視点を持つことで広告の訴求においても企業側の発信、サービスのメリットではなく、用途やシチュエーションに応じた訴求を考えることが出来るようになります。

5.最後に

マーケティング視点と難しく考えると嫌になりそうですが、顧客視点であれば考えれば誰でも身につけることができます。
今回の記事でマーケティング視点をどうやって持てばいいか悩んでいた人の参考になっていれば嬉しいです。
また今度はマーケティング視点を持ってLP制作した際のポイントについても書ければと思います。

マーケティング支援や勉強会をしたりもしているので何かあればご相談ください。
会社のメンバーがやっているラジオの記事も紹介します。
とてもわかりやすくデジタルマーケティングの疑問に答えていきます!


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