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男子80年ハードル

自分は人間として男として価値が低い人間だと思って生きてきた。

ブサイクでモテなくて、運動神経もよくなくて、勉強もついていけなくて社交性がなくて友達が出来ない暗い性格で冗談の通じない皆に嫌われるタイプの真面目な奴。

こうやって自分の価値を下げておけばフラれたり、失敗したりしても、「そらそうやんな。俺がうまくいくわけないもんな。」って傷つかずに済むから。
いや傷ついてるけど、軽傷で済む。

でも本当は顔も60点はあると思ってるし、モテなかったのも周りの女子がアホな男に騙されてるから順番が回って来てないだけだと思ってたし。
運動も勉強も人並みにできるし、もし陽キャになって話せる人が増えたとしても今いる友達の方を大切にしたいし、しょーもない冗談を突き付けて笑わないやつを排除していくYESマン探しの連中なんて嫌ってもらって全然いいと思ってる。

そんな自分の気持ちに蓋をして、周りに対して言いたいことや思ってることは自分が価値が低いから仕方ないことって変換して傷つかない為の処世術として使ってきた。

だから人と話してる時は本音を隠してるから100%の自分はいなくて、1人で家にいる時が100%の自分。

でもいつまでもそうやって自分である為のパーセンテージを必要以上に下げて、意見を押し殺してるから誰にとっても当たり障りない存在で興味を持ってもらうキッカケもなく深い繋がりも生まれない。


これをやめたいって今頃思ってる。
自分にとってかなりハードルの高い事で、これから何回も直面すると思う。
もしかしたら高跳び的な感じより陸上の長距離ハードルみたいに何回も越えて行かないといけないもので、この性格である間はこの長距離ハードルを走り続けるんだろうなと思う。

僕は本音を言ったらケンカになるんじゃないかとか、馬鹿にされるんじゃないかとか、嫌われるんじゃないかと思ってハードルの前で立ち止まって考えて結局言わずにハードルをよけて人生を走ったりしてる。
だから皆が気づいてることを周回遅れで気づいたりして結局馬鹿にされる(笑)

コケても話を聞いてくれる友達や奥さんという絆創膏をすぐ貼れるように大事にしたい。

頂いたサポートでバイトの昼休憩で食べる丸亀製麵のかけうどんにいっぱいトッピングをしたいと思います!