ドドララシ♭シ♭―2024/1/24日記

年末に東京に行った際、神保町で時間が余ったので、適当に(新刊の)本屋に入って物色し、下記の本が面白そうと思ったので買いまして、読み終わったので紹介します。

DUブックスってレーベル知らんなぁと思ったらディスクユニオンが出してるんですね~

「スーパーマリオブラザーズ」つまりあのファミコン用ソフトの1985年に出たやつ、の音楽が、芸術として(さらには音楽アルバムとして)いかに優れているかというのを論じた本です。
分析対象が非常に限られている中で、非常に多角的な視点から論じていて、結果的には全170ページとまとまっていて非常に読みやすいです。音楽の知識もある程度あった方が楽しめるかな。無くても追えるとは思います。

1点自分にとって気になるところがあったんですが、「地下BGM」の楽譜を見たときに3拍子になっていることに違和感を覚えたんですね。僕はずっと4拍子だと思っていたんです。それで原曲をYouTubeで検索したところ確かに3拍子なんです(要は休符がどれだけの長さかという問題です)。
それで読み進めるうちに気づいたのですが、僕にとっての「スーパーマリオブラザーズ」の原体験ってSFCの「マリオコレクション」版なんです。で、マリコレ版の地下BGMって休符の部分もリズム楽器が埋めてあって、それで4拍子になっているんです。
何気なく聞いていたマリコレ版にそんなアレンジの工夫があったなんて、と新たな発見でございました。

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