見出し画像

【振り返り】退職~転職~復職を経験して

 現在福利厚生サービスを提供する会社で務めている42歳です。
 私の経歴はこちらのnoteで記載しましたが、39歳で一度会社を
 退職しています。

 部長職でありキャリアとしては順調に歩んでいたと今振り返っても
 感じます。ただ私はベンチャー企業への転職を決断しました。
 理由は2つ。
 
 刺激成長です。

 当時社内では困難なタスク、チャレンジは多くなくある程度こなす
 ことができていました。日々目の前を業務をこなすことで100点を
 得ることができる、そんな状況に飽きていていわゆるバーンアウトの
 ような状態、日中公園で何も考えずぼーっとするそんな日もありました。

 刺激が必要だった。そして成長できる環境に身を置きたかった。
 恐らく30代後半はそんな時期なんでしょう。
 同じような問題を抱える人は多いと感じます。

 私は転職を行ったわけですが、単純に成功と失敗で表現するのであれば
 結論どちらでもあります。
 
 成功面でいうと、ベンチャーでの営業を経験することは大きな財産になりました。
 THEMODELのような分業で営業を行う仕組みがあることを当時は知らなかったのですが、

 実際にマーケティングで集客し、インサイドセールスが商談を作り、
 フィールドセールスが商談を行い、データドリブンで効果測定を行い、
 パイプラインの歩留まりを改善する。
 上流から下流に水が流れていく営業を実体験として学びました。

 ただし、失敗面では即戦力として期待されながらその成果を出すことができなかった、そして1年弱で退職をすることになったこと。
 働く環境、業界、様々な要因がありウェルビーイングは実現されるものですが、そこにズレがあったということです。

 私は再度元の会社に戻ることになりました。
 会社の中のキャリアでいうと、残っていた方が給与面は良かったため、
 その点で見ると明らかに遠回りをしています。

 ただ成功面で触れた営業経験は私の大きな武器になりました。
 知識や実体験をしている人間は会社には誰もいないため、他のマネージャーとは違った視点で営業の問題点を見ることができた。

 また、その経験を活かし福岡の支店長として大きく価値を高めることに成功しました。 実体験から学んだ理論があるため、はた目から見ると異質に見えたと思います。
 マーケティング(商談を創出するため)のため、
 ・ウェビナーを毎月実施
 ・コラボウェビナーを実施(他企業に声をかけまくる)
 ・福岡の経済紙に記事を載せる
 ・福岡のイベントに出展する
 ・福岡で成功しているベンチャーに話を聞きに行く
 ・テレマーケティングを活用(インサイドセールス化)
 ・セールスイネーブルメントに取り組む(フェーズ管理により案件鮮度を保つ)
 これら一部ですが実行しました。

 今ではこういった取組みに対する理解も進み共通言語で社内でも話せるようになっています。

 遠回りではあったが、自身の成長には絶対に必要な経験を転職することで得ることができました。

 私には運があったと感じています。戻ることを認めてくれた会社があったからこそ働くことができていますが、全く別のキャリアもあったなと感じます。だから転職は勢いではなく、一定のリスクヘッジも見据えつつ決断が必要です。

 今の課題感は、ベンチャー時代、戻ってきた当初持っていた何事にも恐れず取り組んでいくというマインドが薄れていっていること。
 人間は弱い生き物で周りに流されてしまう。誰彼構わず声をかけまくっていたのにためらってしまう、弱いなぁと感じる。
 個人の意識の問題と企業文化の問題、両側面ある。

 
 アウトプットすることで何か自分の意識を変えていこうと考えている。
 こういった取り組みの先に今は見えてない物がある。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?