見出し画像

友達だと思ってる人達から「親代わり」「大切な娘」と言われる事で彼女「まや」にかかっていた負担

彼女「まや」は、
親代わりと名乗る方達のことを「今も残っている友達」と表現していた

その上で、自分に対しては思えるこの程度の事もその2人には思えないと言っていた

彼女の死後に彼女と一年近く密に接してきた自分や仲間達の元へ親代わりと名乗る方が訪ねてきて「親代わり」と名乗った時、
「本当の親代わりだった師匠以外にそんな存在の人がいるって聞いた事あった?」
と皆言い合い、疑った

なぜなら、
本当の親代わりだった師匠が亡くなった後、彼女が頼る人が居ない中で独りで苦しんでいたのを皆見ていたから

それを見かねた仲間が自分に寄り添うように言ったり、自分自身も気にかけて寄り添うようになったのだから

そういう存在の人が居たのなら、彼女はなぜ独りで苦しみ続けてたの?
と皆言った

その友達だと思っている人達から、
親代わり
大切な娘
なんて一方的な想いで言われたり
養子縁組の申し出をされて断ってもまた申し出をされて断らなきゃいけなかったり
それを本当の親代わりの方が亡くなってすぐにされたり

それが彼女にとって、どれだけの負担になっていたのかを親代わりなんて名乗る方達は一度も想像した事が無かったのだろう

震災の日に、

親代わりと名乗る方達がいるにも関わらず、本当の親代わりだった師匠が亡くなって今年はどうしようと思ってたと言った理由
そう言って自分を頼った理由
親代わりと名乗る方達を頼らなかった理由
親代わりと名乗る方がこの日かけたという電話を彼女がどう表現していたのか

本当の親代わりだった師匠が亡くなってからの日々を、

その人らが居るのにこうやって「独りになった」と言って独りで苦しみ続けていた理由

彼女が最後の数ヶ月間を毎日朝から晩までその人らではなく、自分と過ごした理由

初めての恋の相手が自分になった理由
自分に執着し、執着されたいとなって、自分を失いたくなかった理由

彼女が入院中、看護士の目を盗んでまで眠れるようになるまで話し続けた理由

親代わりと名乗る方達は一度も考えた事が無かったのだろう

その結果、
最後の最後で彼女が遺した「あいたい」という言葉や想い、入院中もずっと願って頑張ってきた願いを無視して、
彼女の気持ちファーストではなく、
その方達の一方的な想いからの押し付け、エゴで彼女があいたいと最後まで言い続けた相手を気に食わない相手だからと葬儀に呼ばずに排除して、彼女を送り出した

それを「大切な娘の為」とまで言った

彼女からすれば、
そうやってあいたかった人に会わせてもらえないまま送り出される事や、
命をかけてまで想いを貫き苦しめたくなかった大切な人をより苦しめるような結果にされる事を「自分の為」なんて友達だった人達に親代わりを名乗られて言われる事は余計なお世話でしかなかったんじゃないかな?

少なくとも、
それを彼女が喜ぶわけが無いよね
むしろ恨んだのではないのかな? 

他人の物差しではかられて決めつけられる事
自分が良いと思ってしている事や自分が決めた事を他人の主観等で好き勝手言われる事
大切な人を悲しませたり、苦しめる事
大切な人を悪く言われる事

それらは彼女を苦しめてきた人達がしてきた事で彼女がひどく嫌がっていた事だったのだから

その苦しめてきた人達と同じ事、彼女が嫌がっていた事をして送り出した方達に彼女も意思があれば思うところがあっただろう

親代わりと名乗る方達の一方の方は、
それをわかっているから、

後からご自身でこうおっしゃっているのだろうし

彼女はもう話せないし、
意志を示す事も出来ないから、
どんなに悲しくても、辛くても、苦しくても、恨んでても、その方達にはもう何も言えないのにね…

先の画像のようにおっしゃった方は、本当に後悔して彼女の気持ちを考えてこういう言葉を並べているように自分には「見えた」のにね
結果としてこういうやり方になっても何も思わない、感じていないのであれば、そうやって並べてきた言葉も本心からのものではなかったのかもしれないと自分は思った

もう一方の方は、
未だにそれが「娘の為」と言って当然の事をしたと自己満足なさっていたけどね…

どうして、
その方達を含め、彼女を送り出した方達の中に彼女の想いを一番に考えてあげられる人はいなかったんだろう?

恋人同士の極めてプライベートなやり取りであるLINE等を赤の他人である親代わりと名乗る方が読んだ時、
入院中だけでも100時間前後はある「大切な娘」なんて口にする彼女自身の言葉や想いに少しでも目を向ける方達だったのならば…

入院中、
水を飲みたい
アイスが食べたい
と言っていたから…と亡くなった後に口にさせてくれた看護士さんのように純粋に彼女を想って行動出来る方が送り出した方達の中に一人でも居たら…

彼女はそんな悲しい送り出され方はしなかったのではないかな?と自分は思う

そうしたら、
あいたかった人に会えて、
つなぎたかった手もつないでもらえて、
ずっと楽しみにしてたぎゅーもしてもらえて悲しみながらではなく旅立てただろうにね




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?