ライフセービング教育って何?そもそもライフセービングって何?〜スポーツ編〜
ライフセービングのスポーツとは?
前回のライフセービングのマガジンでは監視活動について書きました。
私たちライフセーバーは水辺の事故を防ぐために常日頃からトレーニングを行っていることを書きました。その鍛えた成果を発揮する場は海やプールです。
この現場だけではなく、トレーニングの成果をスポーツとして発揮する場が設けられ、競技会が行われています。
私もこのライフセービングの競技会にも出ていて、全日本クラスの大会に出場しています。
他にも大学生を対象にしているインカレや小学生〜高校生のジュニア・ユースクラス、30歳以上が出場できるマスターズクラスなど様々な年代で出場できる大会があります。
人命救助を目的としているのに競技会?
なぜ、競技会が行われているかというと、日頃のトレーニングの成果を発揮することで他のライフセーバーと自分のレベルを測り、相手に勝つために競技力を上げる。
それが救助力向上につながると考えられ、競技会が行われています。
そのため、救助を想定した種目で競技会が構成されています。
どんな種目があるの?
種目は大きく分けて、海で行うオーシャン競技とプールで行うプール競技に分けられています。また、オーシャン競技では、砂浜で競うビーチ種目と海で競うサーフ種目があります。
ビーチ種目では、よくテレビで放送されているビーチフラッグスや90mのスプリント走、2kmのビーチランなど走力を競う種目があります。
オーシャン種目は、純粋に泳いだり、パドルボートやカヤックに乗って漕いだり、救助機材を用いて二人で泳いだりと様々な種目があります。
プール競技では、訓練用の人形を持って泳いだり、フィンを履いて泳いだり、ロープを投げて人を引っ張ったりとこの競技も様々な種目があります。
このようにライフセービングの競技では、数多くの種目があります。
自分の能力に適したレースに出たり、苦手な種目に出れるようにトレーニングをしたり、色々な目的を持って取り組むことができます。
種目の数が多すぎるため、それぞれの競技の紹介は今後したいと思います!
競技力の向上=救助力の向上だけではない!
ライフセービングの競技会は救助力を高めるだけではなく、競技会に向けてトレーニングをするモチベーションを上げる要因にもなっています。
また、スポーツとしての魅力からライフセーバー人口を増やす役割も担っています。
このように、ライフセービングは水辺の事故防止のために監視活動だけではなく、大きな目標を達成するためにスポーツとしても取り組み、ライフセーバーたちはトレーニングを行っています!
私も競技会で活躍できるようにトレーニングを続けています。
実は私がトレーニングをしている目的はライフセービングのためだけではなく、学校の教育者として子どもたちに挑戦し続ける姿を見せるためでもあります。
キャリア教育のモデルとしてライフセーバーであり続けています。
最後に
日本ライフセービング協会がYouTubeに挙げているライフセービングの競技会の動画を載せておきますのでぜひご視聴ください。
〜オーシャン競技〜
〜プール競技〜
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