「書いては書き直し」~難病になった喜劇作家の"再"入院日記10
某月某日
再入院から3か月。前回の入院期間をあっさり更新する。今がどん底我慢の時、と毎日のように唱えているが、まったく先が見えない。
気胸、縦隔気腫に加え、間質性肺炎をはかる血清マーカーKL6が入院レベルの3,000台から落ちてこないのが辛い。血漿交換ワンセット(3回)をもう一度やり直すという。が、果たして効果のほどは……。心が頑なになる。
次なる治療として、新薬「ゼルヤンツ」を処方していく旨も伝えられる。薬価一錠2,500円もする劇薬。家族が呼び出され、手術並みの説明