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ダイエットから学ぶ、プロジェクトマネジメントにおけるイロハ

この記事は2023年M&Aクラウドアドベントカレンダーの17日目の記事です

こんにちは。M&Aクラウド 事業推進部 部長の星野です。

新卒でベンチャー企業に入社し、2社目で外資コンサル企業を経て、昨年の5月にM&Aクラウドに入社している人間です。詳しい経緯は昨年のアドベントカレンダーでまとめています。

事業推進部の役割は、「会社の成長のボトルネックになっている課題を発見し、解決へと導くこと」になるのですが、基本的にはプロジェクトを発足し、事業推進部がプロジェクトマネージャーとして関係者を巻き込んで前へ進めるというやり方をします。

つまり、事業推進部としてはプロジェクトマネジメント力が非常に求められるスキルになります。

話は変わりまして、プライベートな話になるのですが、私はこの夏に1ヶ月で10kg減のダイエットに成功しております。(2ヶ月で14kg減です)この成功の裏側には、プロジェクトマネジメント力が深く関わっているのではと思い、ダイエット×プロジェクトマネジメントで振り返ってみたいと思います。

フェーズ1:課題の特定

プロジェクトマネジメントにおいて、まずやるべきこととしては課題の特定です。
よく課題の考え方を整理するときに以下のような図を見る方は多いかもしれません。

理想の姿は何か?現状はどうなっているか?
その理想と現状の差分のGAPが問題になります。そして、その問題を解決するためにやることが課題です。

今回の私のダイエットに置き換えてみましょう。
社会人になってから紆余曲折ありつつ、暴飲暴食と運動しない生活により体重はどんどん増えていき、10年で約15kgの体重が増えていました。

以前着ていた服も着れなくなったり、久しぶりに会う方には「太った?」と言われ、入浴する際は鏡を避ける生活に嫌気がさしていましたが、中々運動する時間は作れず、食事も好きなものを好きなときに食べたい気持ちを抱えておりました。

そんなある時、会社のメンバーとの飲み会の時に、ダイエットしたいという話をしていたのですが、周りのメンバーから絶対に成功しないと煽られたのです。そこで自分の心に火がつきます。

つまり、以下の整理になります。

フェーズ2:成功のためのゴールとロードマップの策定

課題が特定されたら、次にやることは目標設定とロードマップの策定です。
M&Aクラウドでは、プロジェクト開始時に以下のようなフォーマットで、プロジェクトゴールとロードマップを策定します。

プロジェクトゴールイメージ
ロードマップイメージ

プロジェクトゴールを策定する上で重要なのは、極力定量的に測定できるようにすることです。抽象的なゴール設定にした場合、それが達成したかどうかの判別が難しくなります。定量化したゴールであれば、そのゴールを分解することで、具体的なアクションが見えてきます。

そして、そのゴールを実現するためにどのようなステップにするかをロードマップに落とします。ロードマップに落とすことで、今の取り組みが順調なのか?遅れている場合はどう対策を打つのかなどの確認をし、修正することが可能です。

ダイエットも同様です。今回のゴールは、「1ヶ月で10kg痩せる」という設定にしました。
そして、そのゴールを達成するために、

  • 基礎代謝をベースに、1日の摂取カロリー、消費カロリーの目安を決める

    • 自分の場合だと、30日間で10kg痩せるためには、約72,000kcal/月消費する必要があったので、その実現のために必要なアクションを考える

  • アクションとして、

    • 運動面

      • 毎日15,000〜20,000歩、歩く。会社までの通勤する距離が約5kmなので、その距離を歩けば、日常生活での徒歩とセットで達成できる。

      • ジムは週2〜3回は気合いでいく。

    • 食事面

      • 日次の摂取カロリーの目安は500〜700kcalとして、さらに糖質と脂質のバランスを考える。

あとは上記をやりきるだけです。

フェーズ3:関係者を巻き込む&モニタリング

計画したら、次は実行フェーズです。
プロジェクトは基本的に一人で完遂するものではありません。
様々な人と一緒にゴールを達成するものです。そして、自分本位ではなく、他の人々にとっても便益がないと動いてもらえないケースが多いです。

関係者を巻き込む上では、以下が重要になります。

  • ゴールやロードマップの認識を合わせること

  • それぞれの人にとっての便益が何になるのかを理解してもらうこと

  • 具体的なアクションまで落とすこと

そして、実行が進みましたら、定期的にモニタリングをすることが重要です。
モニタリングをしないと、結局計画が上手くいっているかどうかの判別はできないので、定期的にモニタリングをすることで、計画修正など含めて前に進めることができます。

ダイエットでも、ゴールを伝えたら、社内の多くの人に協力してもらえました。

  • ジムに通っている方には、正しいフォームや必要なトレーニング、鍛えた方が良い部位を教えてもらえました

  • ダイエット同志の方には、コンビニで手軽に買えるけれど、低脂質で食べられる美味しいものを教えていただきました

  • 面白がっている方には、毎日自分が食べているものや飲んでいるものをチェックしていただきました

M&Aクラウドには、1Teamというバリューがあり、誰かのチャレンジはみんなで応援しようというメッセージがあり、それらの価値観に共感するメンバーが多く集まっています。

まさに1Teamを体現したエピソードの一つだと思います。

モニタリングは、ダイエットにおいても定番だと思いますが、体重計は必ず毎日乗り、体重だけではなく、筋肉量や体脂肪率なども見ることでうまくいっているかどうか、次の改善点は何かを見る習慣を作りました。

モニタリングの良い点として、単純にモチベーションが上がるというのもあると思います。体重が減っていると、モチベーションが上がり、継続できるというのも良かったです。

フェーズ4:振り返り

プロジェクトが終了したら、振り返りをすることが大切です。
振り返る観点として、以下のようなものが挙げられると思います。

  • プロジェクトを進める上で、良かったこと、改善点を整理する

    • 次の取り組みに活かすため

  • 残った課題とネクストアクションはどうするか、それを誰がいつやるのか?を決める

私のダイエット生活に関しても、無事目標としていた1ヶ月10kgダイエットに成功しました。

ネクストステップとしては、リバウンドしないための体づくりです。
食事は徐々に戻しつつ、しっかりジムで鍛えて、太りにくい体を作ることがネクストアクションとして継続活動中になります。

まとめ

ダイエット成功したと言いつつ、冬になり、最近少し食べすぎ、飲み過ぎの生活に戻ってきており、少し焦っている状況です。ダイエット生活は二度と戻りたくないので、なんとか当初のネクストアクションであるリバウンドしないための体づくりを継続しないとと考えています。

今回はプロジェクトマネジメントをダイエットに絡めて、執筆してみましたが、実際の仕事のプロジェクトマネジメントは今回のダイエットほどうまくいかないことがほとんどだと日々感じます。

ただ、だからこそやりがいがあるし、だからこそ多くの方に協力してもらい、課題を解決した時は喜びが倍増します。

M&Aクラウドには、今まさに成長過渡期で課題も山積みです。
これらの課題を一緒に解決しませんか?

事業推進部のキャリアについて、真面目にインタビューしていただいているので、興味がある方はぜひ読んでいただきたいです。

一緒に働けること、楽しみにしております!
ぜひカジュアルにお話ししましょう。


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