見出し画像

5mmの事など・・アルバム曲解説(6)

アルバム「チミを知りたいのさ」収録曲解説

M7.しあわせキャバリエ

この曲自体は1998~9年頃に作った曲です。
イメージは、キャバリア(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)と言う種類の犬が広場で走り回って遊んでいる感じ。こんな犬↓

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル


タイトルではキャバリエとなっていますが、アよりエの方がノリが良いと思ったからキャバリアには無断で変更させてもらいました。
10年以上前に一度ちゃんと録音しようとしてオケまで作ったけど、いかに歌うか決めきれず頓挫。そのバージョンとの違い・・メロディとコード、基本的なアレンジは変更せず。その時に録ったBass×2はそのまま。バッキングギター(Les Paul Special)は入れ替え、ディストーションのギター(Epiphone Casino)とキーボード類、パーカッション類はそのまま、ドラムは入れ替え。そして歌詞を大幅に書き直し、今回はボーカルの方針も見えたのでトライ。コーラスも新たに加え、冒頭にS.Eを加えて完成。

M8.毎日

元々はSHEEPの3rdアルバムに入れるつもりで作った曲。
同バンドのライブでは何度か披露しているので聴いたことがある人もいるでしょう。
自分で言うのもなんですが、普通に聴きやすい曲ではないでしょうか?
ウクレレで呑気な雰囲気を出しております。歌詞の内容はごく普通のものです。わかりやすいですよね。たまにこう言う曲があるのもまた5mmです。
ウクレレはDonner(中国製)
BassはFender Precision Bass

M9.スモーキングディナー

一日50本のタバコを吸っていました。もう何十年も前ではありますが・・。
上京前京都にいた頃、当時祇園あたりでは生バンド入りのキャバレーなどがまだまだ少なくなかった時代(それでも減り傾向ではありました)自分もそんなところでBassを持ってスタンダードナンバーや客のリクエストに応える日々でした。夜の10時頃から翌3時~4時くらいまで30分ステージ~30分休憩を数回(日によって、時期によってまちまちでしたが)当時喫煙者だった自分は毎休憩毎に最低2本ずつ、その後は店に蔓延するタバコの煙の中で演奏。それを繰り返し、帰宅した後は2〜3本~就寝。起床後、先ず一本。その後チェーンスモーキング合計50本(二箱半)夜にはまた祇園へ。。良い加減自分の煙でも嫌になってきて、辞めれるものなら辞めたいと思っていてもなかなか難しかったけど、祇園卒業後大阪へ戻り一年ほど過ごしてた頃、禁煙に成功、今ではすっかり嫌煙家です。そんな気持ちを曲にしました。勝手なものです。
音のイメージはBeatlesのRoof Top concertを思い浮かべたのですが・・もしわかっていただけたら幸いですが、関係なく気に入ってもらえればそれが良いです。
エレキギターはEpiphone Casino アコギはTaylor 314ce,BassはFender Presicion Bass

M10.裏切りの睡眠

今回の中でダントツに古い曲です。5mmの前身バンドFrog&Trippersのライブのラストナンバーに頻繁に選ばれる曲でした。しかし、ちゃんと音源化される事なく暫くこの曲のことを忘れていたのですが、ねこっぱち(赤尾光代)が「やったほうがいいのでは?」とたまに呟くも「古すぎる曲だしなんだか気持ち入らん」と思ってましたが、最近の5mmには無いタイプの曲である事は確かで、アルバムにバラエティを持たせるために取り上げることにしました。だいぶ前のことなのでこの曲をなぜ作ったとか、何を意識したとかはよく覚えていないけど、イントロ~AメロのドラムパターンはBeatlesのI feel fineのを真似したのは確かですね。そう、この曲を作った頃の自分は他人の曲のパーツをそのまま頂くことは普通にしていました。今では絶対にやりませんが。エンディングのギターソロは元々はもっとベタなブルージーな感じのフレーズでしたが今回はそれを避けました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?