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モノ消費からコト消費へ。コト消費から…

資本主義社会を紐解くと、人類は資本主義と共に文化を形成し、今でもその形を変化させ続けていることがわかりますね。

大航海時代ー地理的な「差」
産業革命時代ー製造原価と売価の「差」
高度経済成長期ー商品同士の「差」

前回は資本主義の本質である「差」の話を、大航海時代、産業革命時代、高度経済成長期に分けてしましたが、より現代に近い話をしていきます。

モノ消費からコト消費へ

商品力の差、技術力の差が守れなくなると、同じ商品でも体験や経験の「差」で差別化を図るようになってきました。
旅館やホテルなどの宿泊、スキーやラフティングなどのアクティビティが体験できるものや、コミュニティを通じて人のつながりができるなど、他とは違う価値に消費者は価値を感じます。

モノ消費=商品・サービスを所有すること
コト消費=商品・サービスを通じて体験を買うこと

商品やサービスを所有すること自体を目的に消費することをモノ消費といい、商品やサービスを通じて体験を買うことをコト消費といいます。

https://qeee.jp/magazine/articles/9843

コト消費に重点を置いた商品・サービスを提供している企業として、スターバックスを例にしてみたいと思います。

https://cs.oricon.co.jp/michitari/article/168/

2020年オリコン顧客満足度調査、カフェランキングで1位になっていますが、他のカフェと比較してコーヒーの味が飛び抜けて美味しいわけではありませんし、私は味の大きな違いはわかりません😅
コーヒー好きな方からはドトールが美味しいとよく耳にしますしね。

この満足度の評価項目の中でも、スターバックスは「接客力」「商品の見た目」「メニューの充実さ」で他店よりも評価されているそうです。
基本的な美味しさや利用しやすさに加えて、”楽しい”、”心地よい”、"ワクワクする"などのプラスアルファの「コト」の部分で差別化されていることがわかる例かなと思います。

https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/chiiki/koto_shouhi/report_01.html

経済産業省もまちを活性化するための政策として、コト消費にも力をいれているようです。

コト消費の次は…


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