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50代で行っとこう!チチェンイッツァ(Chichén Itzá / Mexico)

地理的に、自分の住んでいる場所から遠い旅先ほど、1日でも若いうちに、1ミリでも体力があるうちに、行っておきたい(行っておくべき)場所ではないでしょうか?日本からでは、北極/南極圏を除いた現実的な旅先として、アフリカ大陸か中南米の国々が、取り敢えず航空機で到達するには一番遠くになるのかも。

その上、世界遺産や歴史的に重要な遺跡などは大概、空港または市街地からの道のりが非常に長い場合が多いですし。

チチェン・イッツァは、あまり深く調べず行った場所でありながら、気力体力があるうちに行っておいて良かったと思う場所のひとつ。

メキシコ南部:ユカタン半島にあるマヤ文明の遺跡、最寄りの空港はカンクンになります。カンクンは一時、日本人ハネムーナーにとても人気がありましたよね。ジャングルの中にあるマヤ文明を代表する遺跡、カンクン滞在中に訪れる人が多い場所のではないでしょうか。

チチェン・イッツァを有名にしているのは、この地にあるククルカンのピラミッドでしょう。暦のピラミッドとしても知られています。春分と秋分の日だけ、ピラミッドの縦軸にヘビの姿(マヤの最高神ククルカン)が現れるという、実に精巧な造り。最近では夜間のプロジェクションマッピングも行われているとか?

ジャングルの奥地で900年~1100年頃、この文明がいかに高度な文化を持っていたかに驚かされます。天文台、神殿、球技場など、広大な敷地に点々と残る遺跡に関しては、未だに解明されていないことも沢山ある訳で。

生贄の風習があったことは判明していて(生贄に選ばれることは名誉だったらしい)、神殿上部には生贄の心臓を置く台座があったり、生贄を投げ入れる泉(セノーテ)があったり。ちなみに、セノーテは天然の地底湖で、岩盤にろ過された地下水だから非常にキレイな真水。そしてかなり冷たいけれど、泳ぐことが出来ます。泳ぎたい人は、服の下にあらかじめ水着を着て行くべし。

1年中暑い場所、しかも炎天下に陽射しを遮るものが何もない!そして結構な広さの敷地は岩場も多い。ここを訪れる際は、暑くてもスニーカー(サンダルは止めておいた方が良いですね)、とにかく暑いから真夏の南国スタイルの服装で行くべき。焼けたくない人は、日除けとなるつばの広い帽子(実体験として、キャディーさんや農家の女性が被っているような帽子が役立つ)や、UVガードの上着なども必須。日焼け止めはもちろん、サングラスも大事、強烈な陽射しに目がやられます。日傘を持っていっても大丈夫かもしれませんが、その場合は手持ち荷物は最小限に、肩掛けで。

カンクン市内からは、車で片道3時間!これが結構シンドイのですよ。クーラーもあまり効いていないバスで(というか無かったかも?)、日本の様に舗装がキレイじゃない道路を行くので、眠くなるタイプの酔い止めを飲んで、寝ちゃうのが一番良いんじゃないかなぁ…?私は社内の暑さと車の揺れで気分が悪くなり、往路は本当に大変でした…。

トラベリンゴージャス世代だと、自力で行くのは大変なので、現地のツアーに申し込むのがベター。カンクン市内の大手ホテルに滞在していれば、お迎えに来てくれます。早朝出発で、ホテルに戻ってくるのは19時頃だった記憶があります。私たちが参加した現地ツアーは、レストランでマヤ料理のランチ付きでした。スタッフは全員マヤ族の人々で、ちょっとしたショーもあった様な気がします。

炎天下で歩き回るため、暑さと陽射しで体力は相当消耗します。そして往復6時間のバス旅は、本当にシンドイ!だからこそ、いつか行きたいと思っているおとな女子の方ならば、50代のうちに行っておくことを強くおススメしたい場所!

カンクンに最低3泊必要だと思います。そのうち、1日がここで潰れますから。あとは、ちょっと良いホテルに泊まって、籠って、のんびりするのがカンクンの正しい過ごし方かと。ホテル内のレストランをハシゴするのも良いけれど、世界中から旅行客がやってくる人気の土地柄、街中のレストランも相当レベル高いですよ。特に、メキシカンなら絶対的に間違いない。

日本の大手旅行会社では、ククルカン降臨を見ることが出来る春分/秋分の日に合わせたツアーを毎年組んでいるので、少しでも楽して行きたい人は、それらに参加するのが良いと思います。

ちなみに、私たちの旅程はこんな感じでした。成田→ヒューストン(乗継)→メキシコシティ(滞在)→カンクン(滞在)→キューバ:ハバナ(滞在)→カンクン(乗継)→アトランタ(乗継)→成田。長旅を楽しむには、やはり1日でも若いうちが、良いと思います。

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