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おとな女子のぶらり飛騨高山①:秋のお出掛けスペシャル

おとな女子旅を満喫する要素として、オフシーズンの平日というのは大事だと実感した今回の旅。飛騨高山は、京都や北海道、沖縄に比べると、旅先としては正直、‟地味”と感じるかもしれません。また、白川郷など、若い頃に一度行ったから・・・という方も多いのでは?

家族旅行で訪れたり、若い時分に訪れた場合、地元の名産に興味が湧かなかったり、その土地ならではの伝統など、ついつい見逃してしまっているモノが多いもの。私自身、15年ぶり2度目の高山でしたが、初体験オンパレードという濃い2泊3日となりました。

特に今回は、撮影アシストをしてくれる同行者もなく、おとな女子のひとり旅。大丈夫かな?と思っていたら、訪れる先、行く先々で皆さんに親切にされ(心配され?)、通常よりスムーズに運んだという。飛騨高山の人は優しいです(笑)。

これまでのお出掛けスペシャル同様、おとなの社会科見学、伝統工芸体験あり。詳しくはTravellinGorgeous®チャンネルVol.60&61をご覧いただくという事で、こちらでは動画に入りきれなかった諸々をお伝えします。

ひと言で地方の田舎町と言っても、海辺の町と山間の町とでは持つ雰囲気が違います。山間の町や村は、閉ざされた空間、特に冬場は豪雪地帯ということもあって、独特の文化や空気感が育まれていますよね。金田一耕助の世界の色、と言ったら良いのでしょうか?飛騨高山もしかり。だからこそ、非日常感が強く、短い旅でも十分にトリップできる訳。

今回の旅で改めて学んだのは、日本列島の地域分けだと岐阜県は東海地方に入っていますが、文化圏としては北陸なんです。地理的にも一番近い都会は名古屋じゃなくて富山。高山には映画館が無いので、地元の人は映画を観るために富山まで行くそうです。ということで、東京から新幹線で富山、そこから高山へ下り、名古屋へ出るという周遊旅(またはその逆ルート)をする観光客も多いんだとか。

今回つくづく良かったなーと思ったことは、混んでいなかったこと。オフシーズンの平日だからこそ、人気の観光地でも人っ子ひとり歩いていないという。どこへ行っても並ぶ必要なし。ほぼ独り占め。じっくり観ることができ、地元の方々からたっぷり話が聞けたこと。

また、1975年創業の藍花珈琲店で遭遇したのは、松田聖子のコンサートのために朝イチの飛行機で福岡から名古屋へ来たついでに、弾丸で高山観光を楽しんでいたお兄さん方。40年超の筋金入りファンで、『今夜が本番なので!』と、楽しそうに名古屋に帰って行かれました。2人であちこち遠征して楽しんでいるそうで、これぞ男性版TravellinGorgeous®!旅を楽しむおとなって、イイ顔してますよね!顔出しOKを頂いたので、動画にもご登場頂いていますよ。ちなみに、藍花珈琲店の奥様は東京:練馬区のご出身。ご主人がお店を継ぐのに合わせて高山へ移住したそうで、『住みやすい処ですよ』と仰ってました。地方移住を考えている方、高山も良いかもしれませんよ?

そして、おとな女子の国内旅、おとなだからこそ楽しむためにもうひとつ大事な要素となるのは、‟固定観念を捨てる”ということかもしれません。飛騨高山の名物だから和食で~、朴葉味噌系の~、となりがちでしょうが(もちろん、それらも大変美味しいですが、おそらく既に食べたことがあるでしょう)、そういう枠はとっぱらうべき。せっかくですから地元で評判のお店で食べるべし。

今回は、王道フレンチの良店に巡り合えました!日本人の舌に全く媚びていない、パリの裏路地に昔からある店が出しているような、ガツン系のフレンチ。昨今、軽めでお洒落なフレンチが多い中、高山で出会った久々の骨太フレンチに、おおおーと思わず唸り声を挙げてしまったほど。飛騨高山の旅の途中、パリの路地裏に一時トリップ出来たという一石二鳥。こういう体験も、旅は楽しい!

ということで、諸々体験してきた飛騨高山旅。前編・後編と2度に渡りお送りしています。ぜひご覧ください。

動画内で訪れた場所の詳しいデータは次週お届けします!

おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!