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3年ぶりのスイス旅でヒシヒシと感じたのは、SDGsについて、日本は海外に比べかなり遅れを取っているということ。自然遺産を多数抱えるスイスでは、以前より国を挙げて取り組んでおり、今では‟Swisstanable(スイステナブル)”という合い言葉の元でSDGsに取り組んでいます。今回の滞在中、飲食店はもちろん、様々な場面で使い捨てのプラスチック製品をほとんど目にしませんでした。

ホテルもしかり。エコ精神が社会に浸透するのが早かったヨーロッパでは、部屋にあるのはタオルとボディソープのみという、アメニティが無いエコノミーホテル(日本でいうビジネスホテルレベル)が増えていましたけれど、最近では4ッ星のみならず、1泊10万円以上するようなラグジュアリーホテルでさえも、使い捨て歯ブラシなど置かなくなってきているとのこと。

『環境問題への意識が高く、取り組み方が進んでいればいるほどラグジュアリーである』、という認識になってきている訳です。Luxuryの意味合いが、確実に変わってきているのですよ。

今回宿泊したホテルは3ッ星でしたが、客室備え付けのシャンプー類は大きなポンプ式、毎日サービスされるコンプリメンタリーのお水はガラス瓶。ヘアブラシや歯ブラシ、綿棒&コットンなど使い捨てのアメニティはひとつも無く。タオルは十分ありましたが、スリッパはなし。各部屋にポットなどお茶セットを置く変わりに、各フロア毎に無料コーヒー&お茶サービスコーナーが用意されていました。

一定のレベル以上のホテルで‟あって当たり前”だったものが無くなっている現状に、特に私たち日本人観光客は気をつけないといけません。日本のホテルのアメニティサービスは、海外に比べて種類も量も格段に多く、私たちはそれに慣れてしまっているので。歯ブラシも綿棒も、スリッパやビーチサンダルなどの室内履きも、これからはホテルのランクに関わらず、持参するのが当たり前という時代になっているということ。

あと、ウォーターボトルも必需品ですね!出かける時は、部屋に置かれたガラス瓶から移し替えて。おとな女子の街歩き荷物は少しでも軽くすべきだと思うので、真冬の旅ではない限り魔法瓶ではない、軽量のプラスティック製で飲み口の広いものがおススメです。飲み口が広い方が、洗いやすいし乾きやすいですよ。私はKINTOを使っていたのですが、最近はもっと洗いやすいMUJIの品も愛用しています。

とは言え、日本のホテル業界も、ここのところ急ピッチで様々な変化・改革を進めてきている様です。客室カードキーを木や竹製のモノにしたり。思い切って、無料アメニティ全廃止を決めたホテルもあるとニュースで見ました。お水については、日本のホテルではガラス瓶よりアルミ缶入りを採用しているところの方が多い気がします。最近では、魔法瓶やウォーターボトルをフロントで貸し出すシステムを始めたホテルも増えて来たとのこと。

あと、これも超個人的意見ですが、おとな女子旅でもカミソリ系は持参する方が安心かも?カミソリも、客室から消えたアメニティのひとつです。というのも、今回のスイス旅の様に、予定外に水着を着ることになった場合、しまった~、ということになるかもしれないので(笑)。持って行く方が安心です。はい。

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